【川口市】5月にリニューアルオープン!県と市の推奨品にも選出される名物ふじせんべい『高京園』
埼玉高速鉄道線「新井宿駅」1番出口から日光御成街道/県道105号を北に向かい、「西新井宿」交差点をまっすぐ進んだ先に、白い建物の屋上に大きく「せんべい」と書かれたせんべい専門店『高京園』(たかきょうえん)があります。
以前はヤマザキショップとして営業しながらせんべいを販売していたそうですが大幅改装を実施。5月14日(土)にリニューアルオープンしたばかりです。
川口市観光物産協会の推奨みやげ品、埼玉県物産観光協会の「彩の国優良ブランド品」として選出されている「ふじせんべい」が名物のお店に訪問してきました。
一見しておせんべい屋とはわからないモダンな外観
和菓子のせんべいが販売されているとは想像つきにくい、淡いグレーと白を基調としたモダンな外観は、通りがかると何のお店か気になりますね。
昔ながらの店構えだった改装前は、利用するお客さんもせんべいを販売しているとは知らずに入店することが多かったそう。そこで、目を引くおしゃれな外観に改装し、せんべい専門店としてリニューアルオープンされたとのことです。
せんべい製造と造園事業という意外な組み合わせの理由とは?
せんべい専門店の『高京園』は造園事業も行っています。なぜ全く異なる2つの業種をされているのか? 質問したところ興味深い理由がありました。
当初は先々代が植木屋と造園事業を営んでいたそうです。そのころ、鳩ヶ谷でせんべいを焼いて販売していたふじさんというおばあさんが引退されることを知り、その製法を引き継いでせんべいの製造販売をするようになったとのこと。
「ふじさんのおせんべい」だから「ふじせんべい」という商品名だそうです。ふじさんの味を今もいただいているんですね。
昭和42年から長年地元で親しまれている「ふじせんべい」ですが、名前の由来は知らなかったという方も多いのではないでしょうか。
名物「ふじせんべい」と新商品をご紹介
ふじせんべい(10枚 1,180円)
堅すぎずサクサクした口当たりで食べやすいので、小さなお子さんや年配の方にもおすすめ。やさしいしょうゆ味にうるち米の後味が残ります。うるち米には埼玉県産の「彩のかがやき」が使用されているそうです。
あおさ・ごま・ざらめ(各種10枚入り432円)
新商品として3種類のせんべいが店頭に並んでいます。
しょうゆ味に磯の香りがプラスされたあおさ、ごまの風味が楽しめるごま、甘いざらめはパリパリした歯ごたえがあります。
手のひらいっぱいの大きさの「ふじせんべい」と比べてひと回り小さく、1~2口で食べられるくらいのサイズです。
いりあられ(540円)
シンプルなしょうゆ味にもち米の味を感じます。コロコロ軽い食感で食べる手が止まりませんでした。
うるち米やしょうゆの素朴な味ながら、手仕込みで焼かれた香ばしさを感じるせんべいはどれも上品な味わいで贈答品にもおすすめ。大口注文も受け付けているそうです。
お店の近くには最近オープンしたばかりの川口ハイウェイオアシスがあり、売店に入ってすぐの場所にある「埼玉お土産」コーナーに高京園のせんべいも販売されていました。
販売されているのは、「ふじせんべい10枚」「ふじせんべい5枚」「あげあられ」「いりあられ」の4種類。お店でしか買えない商品もあるので、イイナパーク川口や川口ハイウェイオアシスを訪問する際に立ち寄ってみてはいかがでしょうか。