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藤井聡太銀河、2年連続3回目の優勝なるか? 決勝トーナメント2回戦で難敵・千田翔太七段と対戦

松本博文将棋ライター
(記事中の画像作成:筆者)

 第31期銀河戦は決勝トーナメント1回戦まで放映が終わり、ベスト8が出揃いました。これからベスト4を目指す2回戦が放映されます。

 藤井聡太銀河-千田翔太七段戦は、12月2日13時より無料プレミア公開で放映されます。

 前期優勝の藤井銀河は、Hブロック最終戦で羽生善治九段に勝利。決勝トーナメント1回戦では斎藤明日斗五段に勝ちました。

 一方の千田七段はGブロックで久保利明九段、佐藤天彦九段に勝利。決勝トーナメント1回戦では西川和宏六段に勝っています。

 藤井銀河と千田七段の過去の対戦成績は藤井4勝、千田2勝です。

 ここまで藤井銀河が勝ち越していますが、早指しの朝日杯準決勝では千田七段が勝ち、そのまま優勝へとつながりました。

 また順位戦でほとんど負けずに名人位にまで上り詰めた藤井銀河が、B級1組順位戦で千田七段に敗れたのも、熱心なファンの方にとっては記憶に新しいところかもしれません。

 将棋界のあらゆる栄冠を手中に収めつつある藤井銀河。一方で千田七段もストッパーとしての実力は十分。注目の一番です。

 両者はともに居飛車党。深い研究に基づいた、現代最前線の作戦が見られる可能性が高そうです。

将棋ライター

フリーの将棋ライター、中継記者。1973年生まれ。東大将棋部出身で、在学中より将棋書籍の編集に従事。東大法学部卒業後、名人戦棋譜速報の立ち上げに尽力。「青葉」の名で中継記者を務め、日本将棋連盟、日本女子プロ将棋協会(LPSA)などのネット中継に携わる。著書に『ルポ 電王戦』(NHK出版新書)、『ドキュメント コンピュータ将棋』(角川新書)、『棋士とAIはどう戦ってきたか』(洋泉社新書)、『天才 藤井聡太』(文藝春秋)、『藤井聡太 天才はいかに生まれたか』(NHK出版新書)、『藤井聡太はAIに勝てるか?』(光文社新書)、『棋承転結』(朝日新聞出版)など。

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