北欧デザインで「綿棒」が進化 プラスチックからエコへ
あなたが使っている「綿棒」、じっと見てみてください。
手持ち部分は、「プラスチック」でしょうか?
エコな暮らしに強くこだわる北欧では、消費者の声で、綿棒が変わり始めています。
自然環境に配慮した「エコ」であることも、「北欧デザイン」です。
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いつからだろうか。
私が住んでいるノルウェーでは、5年以上前から、このような疑問の声を、SNSや現地新聞で目にしていた。
- 「どうして、綿棒はプラスチックでできているの?」
- 「お願い、プラスチックをやめて」
綿棒の写真をネットに掲載し、疑問を投げかける市民。
一度使うだけの綿棒。手で持つ部分は、プラスチックでなくてもよい。
「プラスチックを使っていない綿棒があれば、ぜひ買いたい」。
確かに、棒がプラスチックである利点は、消費者にはよくわからない。
最近、北欧諸国のスーパーの棚を見ていると、「おお、変わってきたな」と思う。
かつて、プラスチックだった手持ち部分が、紙や木製に。
プラスチック綿棒は、明らかに店頭でその数を減らしている。
耳掃除にせよ、メイク用にせよ、棒部分は必ずしもプラスチックである必要はない。生活が、大きく不便になることもない。
時代は変わり、スーパーの棚の商品は日々変化している。
「小さな罪悪感」を抱かずに、より良い気持ちで生活できるように。
あなたが今日使った綿棒の持ち手や包装は、どんな素材でできていますか?
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写真・文:あさきあぶみ(鐙 麻樹)
Photo&Text: Asaki Abumi