台風が上陸しやすい時間帯
台風15号は8日(日)、強い台風となって、関東や東海地方にかなり近づく見通し。過去、上陸した台風は朝と夕方の通勤通学の時間帯に集中していた。
風雨はいつごろから強まる?
台風15号は6日(金)午後3時現在、南鳥島近海にあり、時速35キロで北西に進んでいます。台風は東京から約1,800キロ離れた海上です。まだまだ遠いと思われるかもしれませんが、台風は今後も、スピードを落とすことなく北上するため、8日(日)夜には関東や東海地方にかなり接近するでしょう。
雨は8日午前中から降り出し、夜は強く降るおそれがあります。そして、風は急に強まり、関東地方では9日早朝、南寄りの風が強く吹きそうです。
台風15号の雲は大きくはなく、近づくまでは台風をあまり感じさせない天気になりやすい。暗くなってから風雨が強まると周囲の状況がわかりにくくて危険です。
台風が上陸しやすい時間帯
台風の予報円が発表されるといつ近づくのか、いつ上陸するのか、気になります。予報円の中心にこだわってはいけないと知りながら、中心線から時間帯を推測してしまいます。
今年、上陸した台風は3個です。6号は午前7時頃、8号は午前5時頃、10号は午後3時頃に上陸しました。
こちらは2004年から2018年まで(15年間)、日本に上陸した台風51個を調べたものです。
上陸した時間帯を午前0時から3時間毎に区切って、グラフにしてみました。
結果はどうでしょう。午前6時から9時まで、そして午後3時から6時までが多く、午前3時から6時までは少なくなりました。
そもそも、台風は時間を選んで上陸しているわけではないので、なぜそうなるのか、よくわかりません。ただ、朝と夕方といえば、通勤通学の時間帯にあたり、交通機関への影響が最も心配されます。偶然とはいえ、興味深いです。