快晴続きの宮城県 ところがGWは雨に始まり雨で終わりそう
「スッキリ青空!雲一つない快晴!」
という言葉を、私はここのところ毎日のように放送で口にしています。宮城県はここ最近、快晴の日が多くなっていて、きょう27日(火)も新緑が映えるような青空が広がりました。実際、今月は晴れている日が平年より多くなっています。
図は過去20日間の日照時間を平年と比較したものです。全国的に黄色やオレンジ色になっていて、これは平年より日照時間が長いことを意味します。
宮城県においても、平年の3割増しくらいで日差しがたっぷり降り注いでいました。
ただもうすぐ始まるゴールデンウィークからはこの流れが変わりそうです。
天気図の主役は高気圧から低気圧へ
ここのところ晴天が多くなっていたのは、偏西風が大きく蛇行して高気圧や低気圧の動きが遅くなり、たまたま日本付近に高気圧がいることが多かったためです。
ただこうした状況も今後は変わっていきます。きょう晴天をもたらした高気圧は、あす28日(水)には東へ離れ、朝鮮半島付近にあった前線の雲が近づいてきます。
連休初日の29日(木)はこの雲がかかり続けるためほぼ一日雨。総雨量70ミリ前後のまとまった量の雨になりそうです。
さらにその後も、これまで高気圧が長くいたのとは反対に、頻繁に低気圧がやってくるため雨の降りやすい状況が続きます。
29日に降り出す雨は翌30日の朝にかけて続き、5月1日(土)や2日(日)も一時的には雨の可能性アリ。3日(月)や4日(火)は一旦晴れますが、連休最終日にはまた低気圧や前線が近づいてきて雨…
とこれまで快晴が続いていたのとは打って変わって雨が降りやすくなり、今年のゴールデンウィークは雨に始まり雨に終わる形になりそうです。
「せっかくの連休なのに…」と思ってしまう天気ではありますが、前向きに捉えればこれまで乾燥続きだった空気に潤いが与えられるゴールデンウィークとなるでしょう。