自己肯定感を上げられないHSPが「するべき事」とは!?
こんにちは、精神科医しょうです。
HSP気質を持つ人は自分を生きやすくするために自己肯定感を上げて、自分自身を認められるようになろうと努力している人が多いでしょう。
「自分を肯定できるように頑張ってるけれどできない、肯定感を上げられない」など、なかなか成果が出ないことに悩んでいる人は思い切って開き直るのがオススメです。
HSPの性質的に自己肯定感を得にくい場合もあるため、低さを認めることも自分を生きやすくするメリットになると考えます。
自分を肯定できない「低さ」を許容する考え方を紹介するので、お悩みの場合はぜひ参考にしてください。
HSPの人は自己肯定感の低さも許容しよう
HSPの人が自己肯定感を上げにくい原因には感覚的な問題があり、生来の性質が自分を認められないタイプだと向上させるのは困難です。
自分に対する肯定感の低さをどうにかしようと無理に頑張れば、あなた自身を追い詰めてしまうことになるでしょう。
どうしても上げられない場合には受け止め方を変えて、いまの状態で「良し」と許容をする柔軟性も必要です。
自己肯定感は元の性質にもよる
自分を認められる感覚が強いか弱いかは元の性質にもより、自己肯定感が高い人は生まれつき自分を評価する感覚が強い場合もあるんです。
繊細な気質の人は生まれつき自分を好意的に評価する感覚が弱く、この部分の感覚が特に過敏な場合は自分を肯定できる方法を試しても良い結果が出せません。
無理な努力が逆効果となることも
自分を認めるために必要な感覚を強くしようと無理に努力すると、逆に自己否定を強めてしまい逆効果となってしまう恐れがあります。
頑張っても肯定感が上がらないことに大きなストレスを感じて、自分に抱くネガティブな感情が強まり自己嫌悪の感覚の方が上がってしまうでしょう。
肯定感の低さも良しとする重要性
自己肯定感の低さは生まれたときからのものであるので、「自分はそういったタイプだから仕方ない、低くても良いや」と元の性質を許容してあげてください。
本来のあなた自身を受け入れられないと自分を責め続けてしまい、「生きづらい」という気持ちをより引きずることになります。
自己肯定感の低さを自分で許すための考え方
自己肯定感の低さをそれで良いと自分で許すためには、人は万能ではないということを考えとして持つようにしましょう。
その上でHSPであるために自分は自身を認められないタイプだと自覚して、頑張っても無理なことはあると諦める潔さが許容するための秘訣です。
人には向き不向きがあることの認識
自分に強い肯定感を持てるかは性質による向き不向きがあるので、どうにかしようとしても持てない人は持てません。
「人は頑張れば何でもできる」と万能のように言う人もいますが、現実は学業や仕事の面でも個人により向き不向きがあります。
誰にでもできないことはあると認識して、それは思考・感覚面にも及ぶと納得しましょう。
自分が自信を得にくい性質である自覚
HSP気質の人は感受性が強く自分に落ち込みやすい性質であるため、しっかりとした自信を得るのは難しいとも言えます。
この性質を持つあなたは精神的な自分の属性を自覚して、HSPは自己肯定感を上げにくい性質だと否定せずに受け入れましょう。
自分のタイプを冷静に判断できることにより、「自信を持って生きる」未来像への期待を消してあなたに合う生きやすい道を見つけられます。
HSPの人は少々の自己肯定感を目標に
自己肯定感の低さを許容する中で注意してほしいのが、少々だけ自分に自信を持つことを目標にしてください。
全く自分を認められないのもHSPの人を生きにくくするので、 一つくらい良い自己評価ができる要素があった方が良いです。
自分の肯定感が「0」は問題
自分を認める感覚が0だと存在価値の考え方にも影響して、あなた自身を無価値な人間だと思い込んでしまう問題が発生します。
そうなると心を病んでしまう原因になりかねないので、自己を全く評価できない状態は見直すべきでしょう。
一つだけ肯定感が持てる要素を
一つだけでもあなたが自信を持ってできる要素があれば、「何もできないわけではないな」と思えるようになります。
小さな誇りは大した働きがないように見えるかもしれませんが、確かな心の支えとなって少しだけでもあなたが生きやすさを感じられるようにしてくれるはずです。
自分を最低限認めるために向く行動とは
自分への肯定感を最低限得るには、どのようなことをすれば良いのでしょう?
あなたが自分を好意的に評価するために向く行動を、すぐにでもチャレンジ可能な範囲の中で紹介していきます。
資格・勉強でのチャレンジ
趣味や仕事の面で気になっている資格や勉強してみたいことがあれば、難しそうな内容であってもチャレンジしてみましょう。
たとえ一度失敗してしまっても臆することなく、修得できるまで粘り強く頑張りましょう。
諦めずに希望する結果を得たことによって、自分に自信を持てるきっかけになります。
苦手なことの克服
仕事での営業活動など苦手として避けていたことに取り組み、できなかったことを少しずつ克服してみます。
「わたしには無理」と思い込んでいたことを成し遂げれば、自分をほめてあげたい気持ちになれるでしょう。
何かを長く続ける
何かを長期に渡り続けることも自分を認めるために役立つので、日記や運動でも良いので何かをはじめてみてはいかがでしょうか。
はじめたことが半年、1年、2年と長く続くと、「よくやっているな」と自分に感心することができます。
まとめ
HSP気質の人の自己肯定感が上がると生きやすくなるかもしれませんが、頑張ってみても上がらない場合はそのことで悩む必要はありません。
自分を認める感覚は個人それぞれの生まれついた性質次第なので、生来の肯定感が弱いHSPの方は低さを認めてあげる方がメリットがあります。
自己肯定感は一つくらいあれば良いと考えて、自分を強く認めることに捉われずに繊細な気質と向き合いつつ過ごしましょう。
自信満々に生きられなくても小さな誇りを大事な支えとして 、あなたに向く生きやすい道へと進んでいってくださいね。
私のブログのテーマは、「他人軸でなく自分軸で気楽に生きる」です。
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