知っておきたい! 香水の使用期限・保管場所
こんにちは!
香水のスペシャリスト、調香師のゆうかです。
今回は "知っておきたい!香水の使用期限と保管場所について" です。
今回のタイトルを見て、「え、香水も使用期限があるの??」って思った方もいると思います。
あるいは、「気になってたけど、大丈夫かなーと思いながら使っていた」など。
かく言う私も、香水を使い始めたばかりの頃は、「大丈夫なのかなー?でも、そんなに早く使いきれないしなー」と思いながら使っていましたし、なんならとっくに使用期限が切れているものを使用していたこともあります(※ですがこれは自己責任です!)。
また、香水を保管しておく場所にも注意が必要なのを知っていますか?
NGな場所に置いておくだけで、使用期限内でも劣化してしまう可能性が・・!
そこで今回は、知ってそうで知らない香水の使用期限、そしてお気に入りの香水をできるだけいい状態で保っておくための保管場所をお伝えします!
香水の使用期限はいつまで??
ではまず、香水の使用期限から。
こちらは一般的な香水の場合、開封していたら開封後1年。
未開封の場合は購入してから3年と言われています。
あれ、思ったよりも長いな・・と思った方もいると思います。
なぜなら、同じ化粧品カテゴリーに入る化粧水などは開封後3ヶ月以内が目安、とされているものが多いですよね。
それに比べると1年は意外と長い。
化粧水等に比べると、直接触れる機会が少ないこと、そして配合されているエタノール(アルコール)の比率が高いため劣化しにくいことが理由になっていると思います。
一方、ロールオンタイプやソリッドタイプは香りをつける際にボール部分や内容物を直接触ることになるので注意が必要です。
スプレータイプのものよりは劣化しやすいと考えて早めに使い切る事を心がけてくださいね。
また、商品によっては注意書きなどに使用期限が記載されているものもあります。その場合はその記載事項に従って使用してください。
未開封の場合は購入してから3年、これは一般的な化粧品と同じ目安になります。
自分で買ったものであれば忘れてしまうということはあまりないと思いますが、海外旅行のお土産でもらったものがそういえば・・という方もいると思います。
気づいたら過ぎてしまっていた!ということのないように、早めに開封してくださいね!
(注:上記の範囲内であっても色に変化があったり、匂いが変わってしまったものについては使用しない事をおすすめします。)
香水の保管場所は??
次に、香水の保管場所について。
先ほど「1年は意外と長い」と書きましたが、短い!と思った方もいるのではないでしょうか。
香水を毎日つける事を習慣にしている方であれば1年と言わず数ヶ月で新しいものを買うことになると思います。ですが、仕事ではつけられない、特別なときにだけつけたい、という方も多いですよね。
使用期限を守りつつも、なるべく劣化させずに使い切りたい!そのためには保管場所も重要です。
保管場所次第で、使用期限内であっても劣化が早まる場合もありえます。
そんな、いちばんNGな保管場所は・・・
陽のあたる窓辺
です!
香水瓶ってどれもかわいいし、窓際に並べておくとキラキラして綺麗ですよね。
ドレッサーが窓際にあるという方もいると思いますが、直接日光が当たる場所に香水瓶を置いてあるならすぐに移動をおすすめします。
ポイントは紫外線と温度。
窓際に香水を置いておくことで、紫外線で内容物が劣化してしまいます。そして、直射日光で温度が上がることでさらに劣化が早まってしまうことになります。
では、どこがベストなのか。
それは、陽の当たらない、なるべく高温にならない場所です。
冷蔵庫に保管すべきか?というご質問をいただくことがありますが、特にメーカーで指定されていない限り、通常使用であれば冷蔵庫で保管する必要はありません。ただ、夏場に長期間家を空ける場合などは、冷蔵庫に保管する方が劣化を防げると思います。
私は洗面所のドレッサーに保管してメイクなどが仕上がった後に香水をつけていますが、上記のNGポイントに当たらない場合は玄関もおすすめしています。
お出かけ前のチェックのために、玄関に鏡を置いている方もいると思います。そのチェックの仕上げに香水をひと吹きすれば気分も上がりますし、習慣にしてしまえば香水のつけ忘れも防げるおすすめの方法です。
ぜひ取り入れてみてください♪
今回は香水の使用期限と保管場所についてのお話でした。
お気に入りの香水を良い状態で、少しでも長く使えるように。
ぜひ今日から見直してみてくださいね!