Yahoo!ニュース

疲れた日におススメ!スーパーの食材で作る介護食の献立

めぐねこ介護頑張る栄養士/ライター

介護だけに専念している方はそれほど多くは無いのでしょうか。介護プラス普段の家事や仕事…とやることはたくさんある!でも、市販の介護食や介護食のお弁当はなかなか食べてくれないからどうしても作らなくては…なんていう方もいるのではないでしょうか。

そこで、今回はスーパーなどで手軽に手に入るもので1食分の献立を紹介します。

◆簡単、手軽に介護食を作るコツ

市販の介護食は便利!でも、経済的に毎日は使えない。量も足りない…なんてこともあります。そこでスーパーなどで手軽に手に入るものを使用して介護食の献立を簡単に作るコツを紹介します。

①お惣菜コーナーをチェック

市販のお惣菜も、よく見ると柔らかいものが多くあります。コロッケ、お浸し等は柔らかいお惣菜の代表といっても良いと思います。

「お肉が食べたい」という方にはメンチカツもとんかつに比べたら柔らかいのでよいと思います。

②豆腐、練り物売り場は柔らかいものが多い

豆腐は柔らかい、たんぱく質がとれる、味付けがしやすいと重宝しやすい食材の1つです。

夏場には冷ややっこや冷や汁などに入れて食べるとさっぱりと食べやすく味付けも食べる方の好みにできます。冬は湯豆腐や鍋はもちろん、豆腐ステーキなどメインにもなります。

納豆は好き嫌いが分かれる食材ですが、食べられるということでしたら納豆もおススメです。粘りがついているので比較的飲み込みやすいです。ただ、1つ注意して頂きたい点は

粘りで食べやすい分、間違って誤嚥(ごえん)してしまうということ。なので、食べられる力によってひきわり納豆やみそ汁の具などに使用して粘りを抑えたりしてください。

はんぺんは食べやすい大きさに切って、バターやマーガリンで軽く焼くと焦げ目がついて見た目も美味しそうです。好みで醤油を少したらせば、風味も増して美味しく頂けます。1つ、ポイントとして焼き立てを食べることです!時間が経つとしぼんでしまい、硬くなります。なのでできるだけ食べる直前に作ることをおすすめします。

③卵はなんにでも使える優等生

卵も、卵焼きが「硬い」と思ったら、スクランブルエッグや温泉卵にして食べやすいもの、簡単に作れるもので大丈夫です。

冷ご飯でお粥を作って卵を入れれば「たまご粥」が出来て、炭水化物とたんぱく質両方とれます。味付けは塩か醤油、お好みのほうでOKです。

介護食というと特別なものを用意しなくてはと考えられるかもしれませんが、特別な物を使用しなくてもスーパーなどで手軽に手に入るもので、作る側、食べる側共に同じ食卓を囲むことが可能です。

高齢の方や障害のある方でも抵抗なく受け入れて頂けるような料理や献立を引き続きご紹介していきます。

◆今回ご紹介の食材を使用した献立例

・メンチカツまたはコロッケ(お惣菜コーナーで買ってきたものでOK)

・ほうれん草のお浸し(市販のお惣菜でも生のほうれん草を茹でてもOK)   

・はんぺんのソテー(バターで満足感アップ)

・納豆(あってもなくても問題ないです)                                                                          

・豆腐の味噌汁(豆腐とみじん切りにしたネギなどいれればOKです、無くてももちろん大丈夫です)  

卵は2023年6月末現在、高値なのであえて使用していません。

※食べる方の「かむ力」「飲み込む力」には個人差があります。少しでも不安がある場合は、かかりつけの医師や訪問看護さん、ケアマネージャーさんなど気軽にご相談してくださいね。

介護頑張る栄養士/ライター

栄養士。家族の介護をきっかけにスーパーやコンビニで手軽に買える食品で介護食を作っています。むずかしいと思われる介護食を美味しく、簡単に、お金をかけずにをモットーに作っています。また自分の経験をもとにライター活動もしています。

めぐねこの最近の記事