シャンク多発を回避!一度出ると続けて出るシャンクの原因と修正法【ゴルフ】
クラブヘッドのねもとに当たるシャンク
インパクトでボールがクラブヘッドのねもとに当たることをシャンクと言という。シャンクすると、右方向に飛ぶ。右ななめ45度ぐらいの方向に飛ぶこともある。
シャンクは“ありえない方向”に飛ぶことがあるので、飛距離が大き過ぎたり小さ過ぎたりするだけのダフリやトップといったミスよりも、大きなトラブルに直結しやすい。
シャンクの原因と修正法
インパクトで手が体から離れる
シャンクの原因としては2つ挙げられる。1つ目が、インパクトで手が体から離れる、ということ。
インパクトで手が体から離れる流れには、2つのパターンがある。
ダウンスイング直後に手が体から大きく離れて、そこからインパクトに向けて手を引き寄せる、過度なアウトサイドイン(引き寄せきれずシャンク)。そして、インパクトに向かって手が体から離れていく、過度なインサイドアウトだ。
いずれも、腕とクラブを一体化させようと、手首を固め過ぎるとなりやすい。腕全体をブルンと振ってクラブヘッドを走らせようとするのではなく、適度に手首を柔らかく使い、左右の手の入れ替えでクラブヘッドを走らせるイメージを持つことで、スイング軌道の偏りを抑えやすくなる。
スイング中つま先側重心になる
2つ目が、スイング中のつま先側重心。これは、ボールに対する意識の強さに注目したい。
集中して何かものを見るとき、無意識に前のめりになることがあるだろう。これと同じことがスイング中に起こっていることが考えられる。ボールに対する意識を弱めることで、過度なつま先側重心を回避しやすくなる。
また、最もつま先側重心になりやすい、バックスイングからダウンスイングへの切り返し前後に、ボールから遠ざかる意識を持つことも検討したい。
ウッドよりもアイアンを中心に練習
ウッド系クラブを多用する時代になってきているが、アイアンの練習を中心にしたい。ウッド系はアイアンのようにねもとがえぐれていないため、ねもとに当たってもアイアンのようなシャンクにならない。キレイにボールが上がらなくても、ある程度飛距離が出る。
ウッド系のそのような特徴は、コースラウンドではプラスとなるが、スイングを作る部分ではマイナスになる可能性がある。ねもとに当たるミスが出ても、ソコソコの結果になるため、ミスがぼやけるのだ。ミスがぼやけてしまっては、そのねもとに当たってしまうスイングを固めてしまいかねない。
シャンクの不安を解消するためには、コースラウンドはウッド系を多用しても、練習はアイアンを中心にしていきたい。
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