美味しい冷凍ご飯。秘密は「水蒸気」だった!料理人が教える【3つのコツとは?】
こんにちは、料理人のぱぷちゃんです!
皆さん「お米」は好きですか?
『私、朝食は絶対にお米だわ』という方でしたら、今回の内容は見逃せません!
ご飯を炊いて余ってしまうことって多々ありますよね。そして、その余ったご飯を「冷凍ご飯」にする方も多いのではないでしょうか。冷凍ご飯は確かに便利ですが、意外とパサついて味が落ちてしまうことが多いですよね。
しかし、そんな悩みも今日で解決です!
美味しい冷凍ご飯には「コツ」があります。そのコツをさえ知っていれば、冷凍ご飯も炊きたてのように美味しく楽しむことができるのです!
今回は皆さんに、「誰でもすぐに真似できる3つのコツ」をお教えします。ワンランク上の冷凍ご飯を楽しみたい方は、ぜひ最後までお付き合いください!
今回の目次
- 熱いうちにラップに包む
- 小さく、そして薄く!
- 「美味しく食べられる期限」を知る
- まとめ
熱いうちにラップに包む
ご飯をラップで包むとき、多くの方は「ご飯が冷えてからラップする」と思っているかもしれません。しかし、美味しい冷凍ご飯を作るためには、熱いうちにラップすることが重要なのです!
熱いご飯をラップに包むことで、「水蒸気」がご飯の中に閉じ込められ、冷凍してもふっくらとした食感が保たれます。
つまり、美味しい冷凍ご飯の秘訣は…「水蒸気ごとラップに包むこと」なのです!
反対に、冷えた状態でラップすると水分が飛んでしまい、冒頭にも出てきたパサついた冷凍ご飯になってしまうのです。
なので、冷凍ご飯の正しい手順をしては…
①熱いうちにラップに包む。
②人肌程度になるまで待つ。
③冷凍する。
これが正解なのです!
※熱々のご飯を冷凍室に入れてしまうと、冷凍室内の温度が上がり、他の食品に影響を与える可能性があります。また、急激な温度変化でご飯の品質も低下することがあります。そのため、ご飯が人肌程度まで冷めるのを待つことが大切です!!
次に、冷凍ご飯をさらに美味しくするための他のコツを見てみましょう。
小さく、そして薄く!
2つ目のコツは「小さく、そして薄くラップする」ということです!
そもそも、ご飯が美味しくなくなる1番の原因は…
お米に含まれる「でんぷん」が老化するから!
でんぷんの老化が最も進むのは、温度が2〜4度です。この老化は冷凍しない限り止められません。
つまり、ご飯が2〜4度になる前に早く凍らせる必要があるという事です。
ご飯を早く凍らせるには、まず「小さく」、そして「薄く」することを意識してラップで包みましょう!
本来なら、−20度以下で急速冷凍するのが1番良いのですが、ご家庭の冷蔵庫では難しいです。できる範囲の中で「いかに早く凍らせられるか」←これが大事になってきます。
参考資料:でんぷんの性質その③でんぷんの老化現象(木下製粉株式会社)
「美味しく食べられる期限」を知る
どうでしょうか?皆さんの冷凍庫にある冷凍ご飯はいつのものですか?
『あ…3ヶ月前のもあるな〜』と思ったそこのあなた!冷凍することで確かにご飯は長持ちしますが、冷凍ご飯にも「美味しく食べられる期限」があります。
絶対という目安はないのですが、
私が推奨するのは、1ヶ月以内に食べることです。
3ヶ月前の冷凍ご飯を電子レンジで温めてみたことがありますが、食べれるような状態ではなかったです。米粒がひどく乾燥しており、ボロボロの状態です。チャーハンにギリギリ使えるって感じです。
まぁ、腐っているわけではないので食べようと思えば食べられるのですが…美味しいうちに食べる(食べてあげる)←ことも大事だと私は思います。
まとめ
- お米が熱いうちに「水蒸気」ごとラップで包む
- ラップする際は早く凍るように「小さく」&「薄く」包む
- 冷凍ご飯の1ヶ月以内に食べてあげる