【ウェルビーイング】京都のホテルで体と環境に優しい創作フレンチのコースを食べた感想
京都にあるホテル「ギャリア・二条城 京都 by バンヤンツリー・グループ」のイノベーティブ・フレンチレストラン「Singular 眞蔵(シングラーシングラ)」で「ウェルビーイング」がテーマのディナーコースをいただきました。
Singular 眞蔵(シングラーシングラ)
「ギャリア・二条城 京都 by バンヤンツリー・グループ」は、ホスピタリティ業界をリードするバンヤンツリー・グループの新ブランドとして、世界遺産・元離宮二条城の南隣に、2022年3月18日開業したホテルです。ゲストルームの数はわずか25室。
1階にある、イノベーティブ・フレンチレストラン「Singular 眞蔵(シングラーシングラ)」では、宿泊にかかわらず、朝食、ランチ、ディナーがいただけます。
以前書いた朝食の記事はこちらです。
【ホテルの朝食】いま注目の「ウェルビーイング」心身と社会的な健康を保ち、幸福な生活を送りたい方へ
今回はディナーコースをご紹介します。
Well-being dinner(ウェルビーイングディナー)
「ウェルビーイング」の定義はあいまいですが、心身と社会的な健康を保ち、幸福な生活を送るという概念です。
生産者がわかるものや無農薬の野菜や豆腐、発酵食品などの、心と体と社会に良さげな食材と調理法を用いています。
野菜がメインのお料理は、完全なるヴィーガンやベジタリアンではありませんが、体に優しいとされる食事を、おしゃれに楽しく味わえるのがうれしいですね。
それではコースの始まり~!
野菜のおだしの春キャベツスープです。桜えびのフリットと春キャベツの刻んだものが入っていました。
旬のタケノコの柚子味噌和えに、ベーコンのビネグレットソース。白いのはヨーグルトソースです。タケノコをこんなふうにさっぱりと食べたのは初めて。器も良いですね。
さつまいも・かぼちゃ・カブなど、有機野菜や無農薬野菜を栽培しているオーガニック農家と提携し、おいしい野菜の宅配を行っている、京都・坂ノ途中さんの野菜をいろとりどりにまとめたサラダです。
ソースは、上質な滋賀県産の大豆と地下水を使って作られている、京都・千代豆腐店の極上豆乳を使った豆乳クリーム。野菜に味が付いているので、ソースはまろやかさをプラスするという感じ。
それにしても崩すのが惜しくなるほど美しいサラダですよね。
半生で仕上げたサクラマスに、貝のだしで作った泡、香草のオイルなどでいただきます。
パンはつかず、そば粉のガレットが登場。カツオだしの風味が効いていてびっくり。
だしを注いで仕上げるリゾットのような感じです。
少し甘い鴨のおだしのソースでいただきます。ナイフが温めてあることに感心しました!お肉はもとより添えてある畑シメジが本来の香りで美味。
メインはこの鴨、または牛フィレ肉のローストか選べます。
チタンの器でひんやりデザートが登場。島根の森田醤油と甘酒を使った杏仁豆腐に、カシューナッツミルクのアイス、メロンソルベを合わせたものです。優しい甘さでまとまっていました。
メニュー名からの想像とは違うものが出てきてサプライズでした。人参ジュースはキャロットケーキで、生絞りジュースはパートドフリュイ!
追加料金で「エルベモンスチーズの盛り合わせ」もいただけます。
メニューには書いてありませんでしたが、食後の飲み物もついていました。
いかがでしたか?体や自然のことを考えたコース料理ですが、たいくつなものではなく、わくわくさせてくれました。こちらは春の食材を多く用いたメニューなので、近々内容が変わるかもしれません。
Singular 眞蔵(シングラー シングラ)
京都府京都市中京区市之町180-1
ギャリア・二条城 京都 1F
075-821-6504
ランチ: 11:30 - 14:00 L.O.
ディナー: 17:30 - 20:00 L.O.
※前日の17:00までに要予約
Well-being dinner 12,000円(税サ込)
公式ページ(外部リンク)
Instagramでは動画も交えて雰囲気をお伝えしています。
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