【超ヘビー級】セブンの二郎系レンジ麺「とみ田監修 デカ豚ラーメン」食べてみた
セブンで買える二郎インスパイア
今回レビューするのは、セブン-イレブンで買えるお弁当コーナーのレンジ麺、「中華蕎麦とみ田監修 デカ豚ラーメン」。豚骨魚介の名店として知られる松戸の名店「中華蕎麦とみ田」が監修する二郎インスパイアのレンジ麺です。
二郎インスパイアのレンジ麺は人気が高く、セブンの他にもローソンやファミマでもお弁当コーナーに商品が並んでいます。価格は税別640円でコンビニ商品としては少々お高め。
二郎インスパイアのラーメンといえば、豚骨醤油味の濃いスープ、大量の背脂、大量のニンニク、山盛のもやしやキャベツ、分厚いチャーシュー、ワシワシ食感で超大盛の麺など多くの特徴があります。
その量を自在に増減できる注文方法があるのもおなじみ。
「アブラヤサイマシマシカラメオオメニンニクスクナメ」といったような初見殺しのまるで呪文のような注文方法で、「こんぼう」や「ぬののふく」しか装備していない初心者にはハードルが高すぎます。
今回のレンジ麺は二郎インスパイアらしい多くの特徴を有しており、初期装備でのレベル上げに最適な商品と言えるかもしれませんね。
背脂とニンニクの入った豚骨醤油味のスープ
豚骨醤油味のスープに麺量200グラムのワシワシ麺と、大きなチャーシュー、背脂、刻みニンニク、もやし、キャベツが合わせられています。麺も具もかなりのボリュームで、特に麺は一般的なレンジ麺だと150グラム程度なのでだいぶ多いです。
豚骨醤油味のスープ。ベースの豚骨部分はそれほど太くなく、醤油のキレの方が目立ちます。麺とスープが一緒の状態でレンジで加熱調理するため、麺の成分がスープにだいぶ溶け出しており、スープの味がややボヤけているように感じました。スープだけ飲んでも少し麺の味がします。
大粒の背脂と刻みニンニクが入っています。背脂は数粒しか入っていないものの、とても大きいので口に入った時の豚脂のまったり風味の強さはグワジン級。刻みニンニクはややボヤけたスープの味にパンチを加えており効果的。局地的には背脂が猛威を振るいますが、全体的にはニンニクのパンチが目立っていました。
「ワシワシMAX」麺
二郎インスパイアのお店では、太くて縮れが強くワシワシ噛み応えがあるのが特徴の通称「ワシワシ麺」という麺が、通常のお店麺量よりかなり多く入っていることが多いです。「小」を注文しても食べ切れないくらい入っていることもあります。
今回使われている麺は、商品名が「ワシワシMAX」となっているように、かなりワシワシ食感が強い麺となっており、アゴが疲れるレベル。麺量も200グラムと大盛で、比較的大食いの部類の筆者もこれひとつ食べてお腹が一杯になります。
あまりお目にかかれない強度の縮れと硬さでワシワシしていますが、実際の東京・三田「ラーメン二郎」の麺は「硬め」を注文しなければやわらかい食感の麺(通称デロデロ麺)が出てくることが多いため、二郎インスパイア店のワシワシ麺は一体何をインスパイアしているのかよくわからなくなります。
巨大チャーシューと大量の野菜
大盛麺に負けないレベルで、具も盛大に猛威を振るっています。
パッケージで「デカ豚」と書かれていた大きなチャーシューは、実際の二郎インスパイア店でもなかなかお目にかかれないレベルで巨大な豚バラチャーシューです。大きさ、そして厚みも凄まじく、脂身が多くてジューシー。背脂より油の量が多かったです。
二郎インスパイアの重要な要素である野菜。もやしやキャベツがたくさん入っています。二郎インスパイアの商品でも、レンジ麺ではキャベツが、カップ麺ではもやしがあまり入っておらずに物足りないことが多いのですが、今回は圧倒的なもやしの量だけでなくキャベツもしっかり入っていました。
ハードルの高い二郎インスパイア店の味を楽しめる
二郎インスパイアのお店は「ジロリアン」と呼ばれる常連の上級者が多い上に、満足のいく一杯を求めるなら注文で呪文を唱える必要もあるため、他のラーメン店に比べてちょっとハードルが高いのは事実。
今回の商品は、お店とまったく同じとは言いませんが、麺のボリュームや圧倒的なチャーシューの大きさなど、二郎インスパイア店のパワフルな雰囲気をある程度再現できており、お店に行くのに二の足を踏んでいる人に最適ではないでしょうか。
もしくは、年末進行で忙しくなかなかお店に行けない人にとってもジェネリック二郎として最適です。