この夏は銀座で出世祈願?「出世地蔵六方焼」は仙太郎銀座三越限定のこし餡たっぷりな和菓子で気分上々
京都の老舗和菓子屋さんでありながら、関東の百貨店へも出店なさっている「仙太郎」さん。自慢のおはぎや季節限定の水無月が販売される際には、売り場に長蛇の列ができるほどの人気と信頼の厚さ。
仙太郎さんの通年商品、六方焼きには、銀座三越限定の焼き印が施された六方焼きが販売されているのをご存知でしょうか?
かつて地面の下から発見され、道端に設置されていながらも紆余曲折を経て、銀座三越の屋上に安置されるといった謂れから出世運にご利益があるといわれる出世地蔵。そのお地蔵様のお顔の焼き印が施された「出世地蔵六方焼」をご紹介。
六方焼きは、薄力粉や卵、蜂蜜などを混ぜ合わせた生地で餡子を包み、上下と側面、あわせて六面(六方)を鉄板で焼き上げていきます。
栗の甘露煮を包んだ楕円型の栗饅頭なんかも同じような構成ではありますが、オーブンで上下を焼き上げるだけではなく、ひとつひとつ手作業で六面を焼く六方焼きは、夏場の暑い厨房ではなかなかの重労働。そのうえ一度にいくつも同時に焼き上げるとなると、淡々とリズミカルに作業を進めなくてはなりません。
仙太郎さんの六方焼きはずっしりとした重量が掌に伝わります。それもそのはず。全体の約八割程をこし餡が占めており、周りの焼き皮は薄く、かといってサクサクとした食感というわけではなく、こし餡との一体感が整った仕上がりに。これほどの量のこし餡がくどいかと思うかもしれませんが、非常にあっさりと滋味深い味わい。生地の香ばしさも加わり、甘味ではなく小豆の旨味や皮のコクといった味覚の方がはっきりと縁取られているような気がします。飽きがこない味、というのは、このことを言うのかもしれません。
焼き菓子系の和菓子は幾分水分が飛び、ややパサつきが気になるものもありますが、仙太郎さんの六方焼きは、こし餡のしっとりとした口当たりも特徴的です。
注意点といたしまして、こちらの六方焼きは蜂蜜を使用しておりますので、1歳未満のお子様には与えないよう注意書きが施されておりますのでご注意を。
楚々とした佇まいのお菓子ですが、焼き印が施されるだけでぐっと印象が変わりますね。にっこりとした笑顔に、愛嬌だけではなくどこか秘めた力のようなものを感じるような…そうでもないような…
銀座三越さんの地下店舗で購入して、そのまま9階のテラスでお参りをしてベンチでいただくこともできます。
夏休みの銀座散策のコースとして、ぜひ取り入れてみてはいかがでしょうか?
<仙太郎・銀座三越店>
公式サイト(外部リンク)
東京都中央区銀座4-6-16 地下二階
03-3562-2977
10時~20時
定休日 施設に準ずる