47歳にして大学を卒業した元NBAのスターSG
2018年にバスケットボール殿堂入りを果たした3Pの名手、レイ・アレンが先学期末に大学を卒業した。1993年に入学したコネチカット州立大学では、1年目から主力のSGとして活躍。3年目のシーズン終了後にNBAドラフトに挙がり、ミネソタ・ティンバーウルブズから全体5位で指名をされるも、即ミルウォーキー・バックスにトレードされた。
NBA7シーズン目の途中にシアトル・スーパーソニックスに移籍し、2007年からはボストン・セルティックス、2012年からはマイアミ・ヒートでプレーした。
セルティックスとヒートでNBAチャンピオンとなり、18年間のプロ生活で10度NBAオールスターに選出された。3Pでの得点は2973と、ステフィン・カリーに次いで現在も2位だ。
1996年のNBAデビューで、一度は学業を離れてしまったものの、再び学び直してこの程学士号を取得した。既に富も名声も手にしているアレンは、教育の重要性を感じたからこそ、チャレンジしたのだ。
Hartford Courant紙のインタビューに応じたアレンは、「学生時代、寮で働きながら学んでいる30代の学生が何人かいた。学ぶのに遅過ぎるということは無い。自分が始めたことを、貫徹する時が来たと感じたんだ」と語った。
そして、アレンは繋げた。
「卒業は己を誇るのではなく、大学を卒業する旅に出るまでの道のりを助けてくれた人々に感謝する日だ。自分が果たしたことだが、周囲の沢山の人たちのサポートがあったからこそ成し遂げられた。クラスメイトの若者たちは、各々の旅路を進んでいる。彼らの隣に座って話をするのは、とても刺激的だった」
一流の男は、プレーのみならず生き方でも何かを伝えることが出来る。レベルの低い日本の暴力監督たちも、アレンを見習うといい。
https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/3b6a5d518266a9edb8d1976197e50308dcf67e1c
https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/23d89e2f52bfa7fcfd1162a7314c7847a2cea356
コートを離れたアレンの挑戦に、心から拍手を送りたい。