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ドジャースが勝つと、同地区のダイヤモンドバックスとパドレスはポストシーズン進出の可能性が高まる!?

宇根夏樹ベースボール・ライター
エギー・ロザリオ(左)とテオスカー・ヘルナンデス Apr 13, 2024(写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)

 アリゾナ・ダイヤモンドバックスサンディエゴ・パドレスは、ナ・リーグ西地区の2位と3位に位置している。地区首位のロサンゼルス・ドジャースとの差は、それぞれ、5.0ゲームと5.5ゲームだ。

 また、ダイヤモンドバックスとパドレスは、ワイルドカード・レースの1位と2位にいる。これは、ナ・リーグ各地区の首位3チームを除いた、12チーム中の順位だ。上位の3チームは、ワイルドカードとしてポストシーズンに進む。3位と4位は、どちらもナ・リーグ東地区のニューヨーク・メッツアトランタ・ブレーブスだ。

 ワイルドカード・レース1位のダイヤモンドバックスと4位のブレーブスの差は、3.0ゲーム。その間に、パドレスとメッツが位置する。

筆者作成
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 9月13日~15日(日本時間14日~16日)に、ダイヤモンドバックスは、ミルウォーキー・ブルワーズと3試合を行う。パドレスは、サンフランシスコ・ジャイアンツと3試合。メッツは、フィラデルフィア・フィリーズと3試合。ブレーブスは、13日~16日に、ドジャースと4試合だ。

 ドジャースがブレーブスに勝てば、ダイヤモンドバックスとパドレスは、地区優勝の可能性が薄れるものの、ポストシーズン進出の可能性は高まる。同じ日の試合に敗れても、ブレーブスとの差は変わらず、残り試合は少なくなる。

 同様に、フィリーズがメッツに勝っても、ダイヤモンドバックスとパドレス(とブレーブス)は、ポストシーズン進出へ「前進」となる。

 なお、現時点の順位のまま、レギュラーシーズンが終わった場合、ポストシーズンのマッチアップは、こうなる。

 ダイヤモンドバックスとパドレスは、ワイルドカード・シリーズで対戦する。もう一方のカードは、ブルワーズとメッツだ。ブルワーズは、ナ・リーグ各地区の首位3チームのなかで最も勝率が低い――フィリーズとドジャースの勝率を下回っている――ので、ワイルドカード・シリーズをスキップできない。

 フィリーズとドジャースは、ディビジョン・シリーズからスタートする。勝率トップのフィリーズは、ダイヤモンドバックスとパドレスの勝者と顔を合わせる。ドジャースは、ブルワーズとメッツの勝者と当たる。

ベースボール・ライター

うねなつき/Natsuki Une。1968年生まれ。三重県出身。MLB(メジャーリーグ・ベースボール)専門誌『スラッガー』元編集長。現在はフリーランスのライター。著書『MLB人類学――名言・迷言・妄言集』(彩流社)。

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