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世界ではHRコンピテンシーモデルの議論が活発化

三城雄児治療家 ビジネスブレークスルー大学准教授 JIN-G創業者
人材マネジメントのプロフェッショナルを育成する時代へ(写真:アフロ)

アジアパシフィックのカンファレンスに出席してきました

私は半年に一度、アジアパシフィック人材マネジメント協会の役員会に

参加しているのですが、今回はシンガポールで開催ということで、現地

のカンファレンスにもゲストとして参加してきました。

世界22カ国から人事の専門家が集まっていましたので、最新のトピック

スを議論することができました。

現在のHRのホットトピックスの1つは、高齢化する労働者たちという

テーマです。そして、その一番手は「日本」なのです。いま世界のHR

が日本の人材マネジメントに注目しています。どのようにして高齢化

する労働者たちと不足する若手人材の問題に対処するのかに注目して

います。

私も、この問題に取り組んでいきたいと考えています。世界がいま注目

する日本の取り組みに、どのようにして役立つサービスを創れるかどう

か、私も頭脳を絞って良いサービスを開発していきたいものです。

そして、

もう1つのホットトピックスは、HRコンピテンシーモデルです。

ここには3つの流れがあります。

1つはアメリカのSHRMの新しい資格認定におけるHRのコンピテンシー

モデルです。

次に、ウルリッチ博士が新たに提唱した9つの領域で定義されるHRコン

ピテンシーモデル。そして最後に、アジアパシフィック人材マネジメン

ト協会で、定義しつつあるHRコンピテンシーモデルです。

私はいま、日本企業の人事部門が持つべき経営指標である「KPI」と

「コンピテンシーモデル」について、詳しく研究をしています。

次回以降、このHRコンピテンシーモデルに関する連載を記述していきたい

と思っています。日本ではまだ公開されていないし、書籍にも紹介されて

いない情報もありますので、愉しみにしていてください。

(つづく)

治療家 ビジネスブレークスルー大学准教授 JIN-G創業者

早稲田大学政治経済学部卒業。銀行員、ベンチャー企業、コンサルファームを経て、JIN-G Groupを創業。グループ3社の経営をしながら、ビジネス・ブレークスルー大学准教授、タイ古式ヨガマッサージセラピストの活動に取組む。また、会社員としてコンサルファームのディレクターとしても活動し、新しい時代の働き方を自ら実践し、お客さまや学生に向け、組織変容や自己変容の支援をしている。組織/個人に対して、治療家として、東洋伝統医療の技能を活用。著書に「21世紀を勝ち抜く決め手 グローバル人材マネジメント」(日経BP社)「リーダーに強さはいらないーフォロワーを育て最高のチームをつくる」(あさ出版)がある。

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