清原和博を抜き、通算三振のトップに立った中村剛也は「三振率」も最も高いのか
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7月6日、中村剛也(埼玉西武ライオンズ)は、7回表に三振を喫し、前日に並んだ清原和博を抜き、通算三振のトップに立った。
この試合を終え、中村は7503打席で1956三振だ。清原は9428打席で1955三振。それぞれの三振率(三振/打席)は26.1%と20.7%なので、かなりの差がある。
もっとも、1000三振以上の74人のなかには、中村の三振率26.1%を上回る選手もいる。ラルフ・ブライアントは、3335打席で1186三振、三振率35.6%だ。ブライアントと中村に次ぐのは、3907打席で1005三振、三振率25.7%の細川亨。25%以上はこの3人以外にいないが、なかでも、ブライアントの数値は飛び抜けて高い。
ちなみに、清原の三振率20.7%は、高いほうから数えて、13番目に位置する。1000三振以上の現役選手では、柳田悠岐(福岡ソフトバンク・ホークス)の三振率が、清原とほぼ同じ。4922打席で1024三振、三振率20.8%だ。
中村は、2000三振の大台まで、あと44三振に近づいている。ただ、今シーズンは、チームの77試合中48試合に出場し、159打席で42三振だ。三振率26.4%は通算と変わらないものの、打席に立つ機会がこれまでと同じペースだと、今シーズン中には到達しない。
2000三振以上の選手は、メジャーリーグ(ナ・リーグとア・リーグ)にも6人しかいない。2597三振のレジー・ジャクソン、2548三振のジム・トーメイ、2379三振のアダム・ダン、2306三振のサミー・ソーサ、2287三振のアレックス・ロドリゲス、2003三振のアンドレス・ガララーガがそうだ。現役選手では2人が2000三振に迫っていて、ミゲル・カブレラ(デトロイト・タイガース)はあと2三振、ジャスティン・アップトン(シアトル・マリナーズ)はあと33三振だ。とはいえ、彼らが到達しても、人数は二桁に届かない。
なお、メジャーリーグで1000三振以上の347人中、三振率が最も高いのは、36.4%のミゲル・サノー(ミネソタ・ツインズ)だ。2853打席で1038三振を喫している。現役選手を除くと、32.9%のラッセル・ブラニヤンが最も上となる。3398打席で1118三振だ。
5630打席で1852三振のクリス・デービス――イニシャルはC――も、三振率は32.9%ながら、ブラニヤンと比べると、わずかに低い。イニシャルKのクリス・デービスは、3804打席で1017三振、三振率26.7%だ。