【京都市中京区】一品にこだわる店長とパティシエの居るカジュアル割烹が商店街にオープン! 昼はカフェ
365日晴れの街がキャッチフレーズのアーケード街、中京区の京都三条会商店街にまた楽しみな店が増えました。2022年2月2日に商店街のどちらかというと西寄りにオープンしたのは「CASUAL KAPPO IT」、名の通り気取らない和の一品と美味しいお酒が味わえます。筆者がカッケーと思った名前の「IT」は、実はオーナーの娘さんの「いと」さんからとったのだとか。
鵜ノ口裕二店長は、居酒屋、カフェ、先斗町で修業したことも。「いろんなところを渡り歩いてきたからこその強みがあります。それぞれのいいところを一品に活かせますから」と語ります。確かに出てくる一品一品が美味しいんです。
「良い出物があったので」と出されたはまぐりは、しっかりと身が詰まってはごたえもシャキシャキ。「固くなり過ぎないようにと、沸騰させないぎりぎりの温度を保ちながら5時間じっくり煮込んだ」というだし汁がまた絶品でした。
菊の花をちらす演出もあって、インスタ映えもする「いぶりがっこのポテトサラダ」は、ほこほこ感を上手く残したじゃがいもといぶりがっこが絶妙にマッチングしています。「道明寺生麩の揚げ出し」は、揚げ出しに合う生麩をと少し固めの道明寺生麩を使用しているところが良いですね。
さらに、実はここには、コロナ禍での京の観光業界の影響もあって、京都の一流ホテルで修業したパティシエの千田恵理子さんが店長夫妻の縁で移籍してきています。
割烹でパテシィエが調理する姿は中々見られないかも。黒豆きなこプリンを食べましたが、もちもち食感で、これほんまに美味い。さすがプロの味。
昼間は、「DONUT STAND」として温かいドーナツを使った炙りたてのクレームブリュレドーナツと完全無農薬のウガンダ産最高級コーヒー豆を使った自然栽培コーヒーを楽しめる店となっています。
温かいザラザラ生地の中からトロトロクリームがあふれ出るドーナツが美味しいです。
清潔空間ときちんと新型コロナ感染症対策もされています。商店街内にあって、名の通り気軽に立ち寄れる店ですので、ぜひお立ち寄りください。
「CASUAL KAPPO IT」「DONUT STAND」 京都市中京区壬生馬場町 5番地3 075-406-1822