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夏休み中にマスターしておきたい!子育て家庭のプリント類「残す基準」と管理の極意

藤原友子小中高4人の母/すぐ片づく暮らし

小中高の4人の子どもをいつもキレイじゃないけどすぐ片づく家で育てています。

子育て家庭の片づけで必ずと言っていいほど質問されるのがプリント管理についてです。(今回は契約書や証書などの重要書類の話ではありません)

重要なのはプリントの収納ではなく「何を残すか」

家庭のプリント管理は、どうやって収納したらよいのか、どんなファイルを使ったら良いのかと質問されることが多いですが、重要なのは収納ではなく【何を残すか?】です。

「我が家の残す基準」に沿って残すプリントが決まれば収納はそんなに難しくありません。

残す基準などがなくとりあえずすべてのプリントを残そうとするから収納は大変になります。

種類別 プリントの対処法

家庭にあふれるプリントと言っても、家庭によって多少の違いはあれど実は数種類に分けることができます。

それぞれの種類別の対処法を知っておくと何を残すべきかがわかるでしょう。

●毎月更新されるプリント

例えば今月の予定表、給食の献立表、ほけんだよりなどは新しいプリントが入ってくれば古いものは必要ありません。

学級通信など内容によって「後でもう一度目を通したいもの」「我が子のことが掲載されているもの」などがあると思います。

そういったものは保管しておいてもよいですが、収納などの管理の手間がかかるし、管理をさぼるとどんどんプリントが増えていくことは知っておいてください。

そして学校の行事予定や献立表などを掲示しているのであれば、新しいプリントをもらったら新しいモノに貼りかえる作業を子どもにさせるとよいでしょう。

新しいモノが入っていたら古いモノを捨て最新の情報に更新させることを子どもにも教えるためです。

数か月以上保管しておく必要があるプリント

学期の予定や、1年間予定、所属している団体の総会資料や規約などは保管する必要があります。

ただし、大事なプリントだからといってポケットファイルに入れたり、プリントに穴を開けてファイルに綴じるのは望ましくないです。新しいモノが入ってきた時の入れ替えに手間がかかるからです。

確認だけすればよいプリント

保険の契約の案内は証書をきちんと保管していて、いざと言う時に何の保険に入っているかわかっていれば保管する必要はありません。

行事の集合時間や持ち物などが書かれたプリントは、カレンダーなどにメモをしたら捨てることができるし、掲示していればその行事が終わったら捨てればよいです。

掲示しているプリントの中からもう不要になったもの(賞味期限切れのプリント)を取り除く作業を定期的に行うことでプリント管理が楽になります。

家に入れる必要のないプリント

またポストに入っているダイレクトメールやチラシは、不要であれば断るのが一番ですが家に持ち込まないことをお勧めします。

私は玄関の靴箱の中に紙袋を下げていてその中に入れ、リビングの中に持ち込まないようにしています。

不要な紙を家の中に持ち込んでも、ダイニングテーブルの上、キッチンカウンターの上に置きっぱなしにするだけです。

いつか時間ができた時にまとめて捨てるのではなく、初めから家に入れない工夫をしましょう。

学校からのプリントが入ってこない夏休みの今、プリントの残す基準を考えてみよう

最近ではプリントの写真を撮ったりスキャンしてデータ化する人もいるでしょう。データ化すればモノとして存在せずに一見片づいたように見えますが、データ化しただけで満足せずに本当に必要なものを残すようにしないと意味がありません。

家庭のプリント管理の極意は【何を残すか?】が一番大事です。

たくさんあるプリントをどううまく収納するかが気になりますが、本当にたくさんのプリントを管理する必要があるかどうかです。

「我が家のプリントの残す基準」が決まっていると不要なプリントの管理に手間を割くことがありません。

是非、学校からプリントの持ち帰りが一旦ストップしている夏休みに「我が家は何を残すのか?」について考えてみてはいかがでしょう。

次回は、残すことになったプリントの収納のコツについて紹介します。

小中高4人の母/すぐ片づく暮らし

片づけのプロとして活動を始めたのに、自分の家は「片づけても、また散らかってしまう」という矛盾に悩む。家が散らかってしまうことを隠そうとしていたが、「いつもキレイじゃなくてもいい。何かあったときにすぐに片づく家にしておけばいい」と開き直り新たなメソッドを確立。 いつもキレイにしなくちゃいけない、もっと頑張らなくちゃいけない、そんなプレッシャーから解放され、もっと自由に、その人らしく生きるお手伝いを「片づけ」を通して行っている。著書『片づけられない主婦と片づけ嫌いの子どもを180度変える本』(マガジンランド)

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