梅雨明けした関東や東海も不安定!日本海側は警報級の大雨に…猛暑にも注意「土用の入り」:気象予報士解説
19日は18日と打って変わって日差しが減る地域が多く、特に午後からは激しい雷雨になるところも。日本海側は警報級の大雨になるおそれがあります。
東海と関東甲信では18日に梅雨明け(詳しくは前の記事)したものの、19日午後は傘が必要に。
一方で猛暑はおさまることなく、まるで19日から始まる「夏の土用」に合わせたかのような厳しい暑さになりそうです。
バケツをひっくり返したような雨と雷
19日は広範囲で積乱雲が発達しやすい条件がそろい、気象庁の予報文では沖縄から北海道まで全地域で、バケツをひっくり返したような激しい雨のおそれがあると書かれています(19日0時時点)。雷を伴うところも多いでしょう。
ほとんどの地域では、全域で長時間降るというより、局地的かつ短時間で降るイメージですが、日本海側では降る時間が長いところもあり、大雨警報が発表される可能性があると気象庁が情報を出しています。
さらに東北では21日(日)にかけて大雨が続くおそれがあります。
雨が降り出すまでは気温が上がるところが多く、最高気温は東京・福岡33度、名古屋34度、大阪35度、さらに京都は36度の予想です。
熱中症警戒アラートも広範囲で発表されているため(上図)、雷雨の予報が出ていても熱中症対策を続けてください。
暑さ極まる夏の土用…来週は沖縄で台風情報にも注意
今年2024年は7月19日から、立秋前日の8月6日までの期間が「夏の土用」に当たり、ちなみに今年は「土用の丑」が7月24日(水)と8月5日(月)の2回あります。
古くから暑さがもっとも厳しくなる頃とされていますが、現時点の天気予報でもこの期間は特に暑さが厳しくなりそうです。
一方で、南の海上ではすでに台風が発生しやすい環境が整っていて、複数ある"台風の卵"のうち、どれかが「台風3号」となる可能性も出てきています。
特に沖縄では来週にかけて、熱帯低気圧や台風の情報を確認する必要が出てくるかもしれないため、いつでも情報を取れるようにしておいてください。
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