CS1stステージはシーズンの対戦で勝ち越したチームが強いのか。広島東洋は横浜DeNAに14勝10敗
セ・リーグのクライマックス・シリーズ(CS)は、広島東洋カープと横浜DeNAベイスターズがファースト・ステージで顔を合わせる。レギュラーシーズンの対戦25試合は、広島東洋が14勝、横浜DeNAが10勝、引き分けが1試合だ。
これまでのCSファースト・ステージのうち、シーズン中に勝ち越したチームの勝ち上がりは13度、負け越したチームの勝ち上がりは14度を数える。
今年と広島東洋と横浜DeNAのように、対戦の勝利数が4以上違う2チームのマッチアップに限っても、CSファースト・ステージを制したのは、シーズン中に勝ち越したチームが8度、負け越したチームは7度。ほぼ半々という点は変わらない。
昨年のCSファースト・ステージの場合、セ・リーグは、シーズン中に9勝16敗と負け越していた阪神タイガースが○●○で横浜DeNAを破った。一方、パ・リーグは、14勝10敗1分と勝ち越していた福岡ソフトバンク・ホークスが○○で埼玉西武ライオンズを下している。
どうやら、CSファースト・ステージの勝ち上がり(と敗退)は、シーズン中の対戦結果とは無関係のようだ。また、今年、パ・リーグのCSファースト・ステージで当たる千葉ロッテ・マリーンズと福岡ソフトバンクは、シーズン中の対戦が12勝12敗1分。対戦が五分のチーム同士のマッチアップは、CSファースト・ステージでは4度目となる。
ただ、今年のレギュラーシーズンで広島東洋と横浜DeNAが顔を合わせた8シリーズのうち――1試合のみの9月20日は除く――最初の2試合で広島東洋が○○は4シリーズを数えるが、横浜DeNAが○○は一度もない。あとの4シリーズは、○●あるいは●○だ。
千葉ロッテと福岡ソフトバンクが対戦したシリーズは、千葉ロッテの○○が3度、福岡ソフトバンクの○○は2度なので、その差はないに等しい。
なお、レギュラーシーズンの2位と3位のうち、どちらが多くファイナル・ステージへ進んでいるのかについては、こちらで書いた。