近江八幡駅から程近くにある「カネ吉山本」の本店。その2階にあるのが近江牛レストランとして地元で永く愛される「ティファニー」です。

アンティークな雰囲気のレンガの外観を目にすることは多いと思いますが、実際にレストランでお料理を堪能したことありますか？

お家でいただく精肉店のお肉やコロッケなどの揚げ物はもちろん美味しいのですが、レストランで過ごす時間はまた、ひと味もふた味も違うものです。ランチ（11：30～15：00）でもディナー（17：00～20：30）でも、コース料理が味わえるなんて贅沢ですよね。

メニューは「近江牛フィレセット」「特選近江牛ステーキコース」などのほか、お店の名前がついた「ティファニー」というコースや、「琵琶湖」「日牟禮」といった滋賀・近江八幡を思わせる名前のコースもあります。

魅力的なラインナップのなかでも、今回は「ティファニー」コースをいただきました。店名が入った名前のお料理やメニューをたまに見るんですが、やっぱり思い入れも強いのかなーなんて、想像を膨らませてしまいます。

さてさて…お料理ですがまずは「フィレ肉の洗い」から。これを目当てにしていたと言ってもいいくらいわたしは“洗い”が好きです。まろやかなソースと一緒に。

そして「牛トロずしあぶり」。ワサビと柚子胡椒の2種がありました。舌の上で牛の脂が溶けだし旨みたっぷりです。たまらんー。最後に、ワサビや柚子胡椒が味を引き締めてくれるので、全くしつこくなく…後100個は食べられます。

そして特製スープにも近江牛が添えられておりました。ホロホロとほぐれる、テリーヌのような高級なコンビーフのような、旨みが凝縮されているひと品でした。

続いて「ショルダーナックルの煮込み 又は 本日の鮮魚料理」が選べたのですが、わたしは鮮魚料理に。ショルダーナックルの煮込みの美味しさは、ぜひご自身でお確かめください。鮮魚も美味しかったですよ？ゴメンナサイ。

そしていよいよメインの「近江牛ロースステーキ」。（わたしの大好きな）ガーリックシップが添えられているほか、マスタードもお好みで。さらに特製ソースや塩、ワサビなどもあったので、気分に合わせて堪能できます。

程よい脂と肉感、コースなのに重たくならずに最後まで美味しくいただけました。こんな贅沢でいいのでしょうかー。

近江米のコシヒカリや湖魚のフライ、さらにはデザートまで満喫できるこちらのコース。特別な日や記念日、自分へのご褒美、親しい人を近江八幡でもてなすのにぴったりです。美味でございます。

もちろん「近江牛ハンバーグ」「近江牛ステーキ」などのランチセットもありますし、「しゃぶしゃぶ」や「すきやき」「会席料理」なども楽しめますよ。

最後に、「カネ吉山本」5代目徳地清匡さんがプロデュースする新ブランド「かねきち山本。」の情報も。

長年の歴史で培った、職人による肉の“目利き”“捌き”“裁ち”による、最上級の美味しさと品質を約束してくれる自宅で楽しめる商品だそうです。めちゃくちゃ気になりますよね。

近江八幡を語るには欠かせない一軒。「カネ吉山本」の直営レストラン「ティファニー」へぜひ足を運んでみてください。