湖東三山の一つで近江国最古の寺院「百済寺」。11月9日からは「紅葉ライトアップ」も【東近江】
こんにちは、CHEKiPON編集部のFUJICOです。朝夕の気温が下がりすっかり秋めいてきました。もうしばらくすると紅葉が楽しめる時季になりますね。
湖東地域には、紅葉の名所として人気が高い「百済寺(東近江)」「金剛輪寺(愛荘町)」「西明寺(甲良町)」という三つの天台宗寺院があり、これらを『湖東三山』と呼びます。紅葉が見頃を迎える頃には『湖東三山』を巡り、秋の景色を存分に楽しむのもおすすめです。
山城の趣が感じられる寺院「百済寺」
「百済寺」は、推古14(606)年に聖徳太子の勅命により創建された近江国最古の寺院です。紅葉にはまだ早い時季ですが、緑の風景も大変美しいので、いつ訪れても感動できますよ。
さて、受付をして「表門」から「表参道」へ。石段が連なる表参道から本堂まで、ゆるやか?な坂道を登ります。
山の中に建てられた寺院らしく、周囲は豊かな木々に囲まれ、苔むした石垣などが厳かな空気を漂わせていますよ。
道中にあらわれる「仁王門」は大きな“わらじ”が印象的です。仁王門を過ぎたところには「弁天堂」もあります。
そしてさらに石段を登っていきます。
静寂の中に時折、鳥のさえずりが響いたり、風に揺れる葉の音が聞こえてくるのもまた趣深いです。
石段を登りきると荘厳な佇まいの「本堂」。本堂に向かって左手側には「千年菩提樹」と「鐘楼」があります。静けさの中にあって、不思議な迫力を感じる本堂。背筋がピンと伸びました。
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そして…
境内にある県下最大級の「天下遠望の名園」へ。美しい回遊式の庭園なんですよ。
本堂から脇にある“なだら坂”を下ると、石段、庭園へと続きます。
ちなみに、山間からの眺めがコチラ。美しい景色を見渡せるこの場所、この風景を眺めると「天下遠望の名園」と名付けれたことにも納得です。
「百済寺ライトアップ」が今年も開催
境内では11月上旬ごろから、カエデやドウダンツツジ、オタフクナンテンなどが色付くとか。その美しい風景は、日本の紅葉百選にも選ばれているんですよ。
ライトアップでは紅葉はもちろん、昨年からプロジェクションマッピングなども行われ、秋を彩る艶やかな雰囲気を楽しむことができるそうです。
百済寺
0749-46-1036、東近江市百済寺町323
8:30〜17:00(受付16:30)、無休
入山料600円、中高生300円、小学生200円 あり
公式HP/hyakusaiji.jp