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「服が捨てられない」と思った時におススメ!とっておきの考え方

藤原友子小中高4人の母/すぐ片づく暮らし

片づけたいモノとして、多くの人がを挙げます。だけど、なかなか片づけが進まないモノとしても同じくが挙げられます。

服は、出ていく量よりも入ってくる量の方が多く、だからと言って捨てられないモノの代表とも言えるでしょう。

服を捨てようと思って手に取ってみたけれど、まだ着れるし…。また今度考えよう、この繰り返しはよくあることです。

私の片づけレッスンの生徒さんはある日、何度も引っ張り出しては元に戻していた服を思い切って着てみました。

買った時は、かわいい!と思いお気に入りだった服です。だけど改めて着てみたら

「なんか違う…」と感じ、そこでようやく手放す決心がついたそうです。

服は一緒に歳をとってくれないし、一緒に太ってもくれない

買った時はかわいさもお気に入り度も最高潮ですが、必ず時間の経過と共に

「なんか違う」と思う時はきます。

まだ破れていない、まだ着れるという服の状態ではなく、「なんか違う」という違和感は大事にしたいです。

「なんか違う」と気づくのは、鏡の前に立ち服を胸の前に当てて考える時よりも実際に着てみた時に感じることが多く、袖を通してみることの重要性がわかります。

とりあえず入ればいい、着ることができればいい、ではないのです。

残念ながら、服は一緒に歳をとってくれないし、一緒に太ってもくれません。

服の片づけは、クローゼットにたくさんの服を美しく収納しておしまい!ではありません。

今着る服、今お気に入りの服が、取り出しやすく収納されていることが理想です。

今着ない服がたくさんあると邪魔なのです。

服が一緒に歳をとってくれないということは、どんなにお気に入りのでも、いずれ必ず今の自分と釣り合わなくなるということです。

服の片づけは、今の自分と服をすり合わせていく作業なのです。

服が捨てられない、と思っている方はぜひ一度その服に袖を通してみてください。

「なんか違う」ではなく「やっぱり好き、着たい」と言うのであれば残しておいてよいでしょう。

小中高4人の母/すぐ片づく暮らし

片づけのプロとして活動を始めたのに、自分の家は「片づけても、また散らかってしまう」という矛盾に悩む。家が散らかってしまうことを隠そうとしていたが、「いつもキレイじゃなくてもいい。何かあったときにすぐに片づく家にしておけばいい」と開き直り新たなメソッドを確立。 いつもキレイにしなくちゃいけない、もっと頑張らなくちゃいけない、そんなプレッシャーから解放され、もっと自由に、その人らしく生きるお手伝いを「片づけ」を通して行っている。著書『片づけられない主婦と片づけ嫌いの子どもを180度変える本』(マガジンランド)

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