鮮やかな苺の色と風味をぎゅっと閉じ込めた「いちご葛餅」ぷちっとした種の食感はフルーティーなアクセント
冬。白い息に雪景色。冬本番になると、その赤い艶肌が店頭や和洋菓子屋さんのショーケースをはじめとする店頭に並び始める苺。クリスマスには洋菓子屋さんのショートケーキ、お年末年始あたりからは和菓子屋さんの苺大福が目立つようになりますね。SNSでも見たことがありませんか?今にも果汁が滴りそうな苺大福の断面を。
埼玉県東松山市に本店を構え、埼玉県内や関東の百貨店でも商品を販売なさっている「富久屋」さん。昭和45年創業のお店ではこし餡を包んだみたらし団子からフルーツを使用した寒天や大福、そして柏餅や桜餅といった季節の生菓子まで毎日のおやつの時間を彩るお菓子をつくっていらっしゃるお店です。
今回は苺の果肉をたっぷり混ぜ込んだ「いちご葛餅」をご紹介。
濃厚ながらもどこか自然な風合いの紅色のいちご葛餅。あらかじめ食べやすい大きさにカットされているのも嬉しいですね。ほんのりくすんでいるような紅色は、着色料を使用していないそのままの色味。ところどころ垣間見える黒いドットは苺の種です。
ぱくり、とおおきめの一口サイズのいちご葛餅を頬張ると、控えめながらももちもちっとした弾力が数回。その後はさらさらっと溶けていく瑞々しさが喉を伝わります。香料も使用していないため、あっさりとした甘味と酸味ですね。個人的にはもう少し甘みか酸味のどちらかがはっきりしていても良いかなと思ったのですが、あくまで苺そのものの風味を活かすのであれば納得です。
さらに、ぷちぷちとした種の食感が単調になりがちな葛餅の食感に華を添えてくれるおかげで、飽きずにあっという間にするするっと完食。
これならば、夏だけではなく、ちょっと喉の調子がいまいちだなぁという日や胃が本調子ではないなぁという時にもぴったりかと。
お取り寄せでも購入できるので、暖房で火照った体をクールダウンさせたい日もある冬のお取り寄せにも相応しいかもしれません。
<富久屋・工房直営店>
公式サイト(外部リンク)
埼玉県東松山市松本町2-8-7
0497-22-0510
9時30分~19時
不定休