【肝臓の構造と働き】ー肝臓が悪くなるとどうなるの?
ご覧頂きありがとうございます。
おがちゃん先生です。
今回は「肝臓」について解説していきます。
肝臓は、お腹の右側にある臓器です。
約1200gほどもあり、上には横隔膜、下には胃・十二指腸・右の腎臓などがあります。
肝臓は、多数の「肝小葉」が集まって構成されていて、さらに肝小葉には多数の「肝細胞」が存在します。
小腸で吸収された栄養素は、肝細胞に運ばれて分解されたり、合成されたりします。
そして、肝臓はたくさんの働きがあります。
具体的にみていきましょう。
①胆汁の生成
「胆汁」というのは、脂肪を消化しやすくする液体です。
肝臓でつくられて、胆嚢(胆のう)で濃縮して蓄えられます。
そして、食べたものが十二指腸に流れてくると、胆嚢から十二指腸に分泌されます。
前回の記事で「胆嚢・胆汁」について解説してますので、良かったらご覧ください。
②栄養素の代謝
肝臓は、
・アルブミン・フィブリノゲンなどの血漿蛋白を合成したり…
・糖を蓄えたり・放出して血糖値を調節をしていたり…
・コレステロールを合成したり…と「栄養素の代謝」に大きく関わっています。
③ビタミンDの活性化
肝臓と腎臓は、ビタミンDを活性化をする働きもあり、
ビタミンDはカルシウム吸収を促進する働きがあります。
カルシウムは骨に大切な栄養素なので、
骨を丈夫に保つためには、ビタミンD…そして肝臓が大切ということですね。
④解毒作用
肝臓では、毒性の高い物質を、毒性の低い物質に変換する働きがあります。
⑤その他
その他に、作用したあとのホルモンを分解したり・循環する血液量の調節などなど、さまざまな働きがあります。
肝機能が低下すると、ここまでお話した働きに支障がでます。
なので…
・胆汁が生成できず、消化不良が起きたり…
・止血に関わるフィブリノゲンの合成ができず、血が止まりにくくなったり…
・糖を蓄えることができず、高血糖に繋がったり…
・有毒物質(アンモニアなど)が脳に蓄積して、肝性脳症に繋がってしまう…などが考えられます。
肝臓はたくさんの働きがあるので、
その分、肝機能の低下によって、繋がる症状もたくさん考えます。
食習慣・運動・ストレスなどに気を付けて、肝臓に優しい生活を心がけましょう。
参考になれば幸いです。
ではではっ
また次回の投稿で(@^^)/~~~
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