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大地震の恐怖を描いたアニメ・ゲーム  #専門家のまとめ

河村鳴紘サブカル専門ライター
「MyEdit」で「大地震で崩壊した大都市」のお題で作成したAI画像

 8日に宮崎県で震度6を観測した地震を受けて、気象庁が南海トラフ地震の可能性に言及、巨大地震への注意を呼び掛けています。地震の備えは大事ですが、前もって体験するのは難しいもの。そこで地震を体験していない方へ、その恐ろしさの感じられるコンテンツを紹介します。

ココがポイント

▼アニメ「東京マグニチュード8.0」 東京の名所が崩壊している描写がある。想定外のストーリー展開も。

▼すずめの戸締まり 東日本大震災を取り上げた新海誠監督のアニメ。公開時、地震の描写などで賛否両論も。

▼アニメ「日本沈没2020」 小松左京の小説「日本沈没」が原作。現代に合わせてアレンジ。厳しい描写もある。

▼ゲーム「絶体絶命都市」シリーズ 地震で崩壊した街からの脱出が目的。自ら操作できるゲームならではの仕掛けも。

エキスパートの補足・見解

 日本は地震が多発する国で、現実の地震に対処するためにも、エンタメコンテンツで疑似的にでも経験しておくことは、決して損ではありません。地震が起きたときの恐怖感、その時に起きるであろう可能性のあること、そしてパニックによって想像もできない恐ろしいことが起きうるのです。それを頭の片隅に置いておくだけでも、もしかしたら、誰かの命が救われるかもしれません。

 取り上げたコンテンツは、地震への対処法・知識なども盛り込まれています。中には、人の生々しい死の描写もありますが、地震ではそういうことが起きうるのです。そして絶望や悲しみが描かれる一方で、人間の絆も描いています。アニメであれば家族と一緒に見て、地震について話し合われてはいかがでしょうか。

サブカル専門ライター

ゲームやアニメ、マンガなどのサブカルを中心に約20年メディアで取材。兜倶楽部の決算会見に出席し、各イベントにも足を運び、クリエーターや経営者へのインタビューをこなしつつ、中古ゲーム訴訟や残虐ゲーム問題、果ては企業倒産なども……。2019年6月からフリー、ヤフーオーサーとして活動。2020年5月にヤフーニュース個人の記事を顕彰するMVAを受賞。マンガ大賞選考員。不定期でラジオ出演も。

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