夏太りの原因はアイスクリームやビールではなかった?本当の理由と後悔しないためにできること
こんにちは。気象予報士&健康気象アドバイザーのお天気ママです。
続く暑さで、アイスクリームを食べすぎていませんか?ビールを飲みすぎていませんか?体は重くないですか?
「夏太り」という言葉があるように、夏は太りやすい季節です。夏太りの原因は、「食べすぎ!」だけと思われがちですが、じつは別の本当の原因があるんです。
そこで今回は、夏太りの原因と秋に後悔しないためにできることを紹介します。
夏太りの原因は基礎代謝の低下
人が1日に消費するエネルギーは、体温維持や呼吸など生命維持のために消費される基礎代謝(60%)、家事や運動などの体を動かす身体活動量(30%)、食事誘発性熱産生(約10%)の3つの合計です。
いちばん大きな基礎代謝量は年間変動があり、夏は冬に比べて5~7%も低くなっています。これは、夏は気温が高く、体内で積極的に熱を作る必要がないことなどが関係しています。
30~40代男性の1日の基礎代謝量の平均は1,530Kcalなので、夏は1日当たり80Kcalも余剰になっていることになります。この余剰分の日々の積み重ねが、夏太りの1番の要因です。
夏は活動量も低下する
近年のような猛烈な暑さの中では屋外の活動が制限され、冷房がきいた室内で過ごすことが多くなっています。活動量が減り、消費カロリーが低くなっていることも夏太りの原因です。活動量が低下すると、基礎代謝も下がり、ダイエットが気になる方にとっては、負のスパイラルになるので特に注意が必要です。
後悔しないためにできること
①基礎代謝を増やす
下半身の筋肉量が多いほど基礎代謝が高くなります。このため、駅ではエスカレーターを使わず階段を利用しましょう。また空いている時間にはスクワットなどをして、下半身の筋肉量を増やし、基礎代謝を上げるように心がけましょう。
②活動消費エネルギーを増やす
朝晩の涼しい時間帯を利用して、軽いランニングやウォーキングをして、体を動かしましょう。
座位よりも立位のほうが消費カロリーは高いので、同じ仕事や家事でも、立ちながら行うと消費エネルギーを増やすことができます。
③食事のカロリーをおさえる
本来夏は、そうめんや蕎麦・冷奴など、さっぱりした低カロリーの食事が主流でしたが、食の欧米化などによって最近では夏でもフライドポテトやビーフシチューなど高カロリーの食事を食べる機会が増えていますね。
夏太りを予防するには、夏は本来定番だった蕎麦や冷やし中華などの低カロリーの食事をとることがおすすめです。
まとめ
今回は、代謝からみた夏太りの原因と後悔しないためにできることを3つ紹介しました。
基礎代謝が低い状態は、暑さのピークから1か月後の9月くらいまで続きます。暑さが落ち着いても、初秋までは要注意なので気を付けてくださいね。