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0歳から3歳までの子育て、1歳児編。養育者に出来る1歳児の育て方。

竹内成彦心理カウンセラー(公認心理師)

こんにちは。
精神医学と性格心理学に詳しい
心理カウンセラー(公認心理師)の竹内成彦です。

今日は、「0歳から3歳までの子育て、1歳児編」というテーマでお話したいと思います。少し前の記事で、0歳児編を話したので、今日はその続き…ということになります。

では、早速。
1歳児を育てるポイントとは何でしょう?
いくつかありますので、今日はそれを順番にお伝えしていきたいと思います。

1.早寝早起きの習慣を身につけさせること。規則正しい生活を送らせること。
赤ちゃんの頃から早寝早起きの習慣を身につけさせましょう。夜遅くまで起こしておいて、父親に会わせてあげようと思うのは誤りです。

一生懸命に子育てしているお母さんなら、もうお気付きのことと思いますが、子どもは午前中に機嫌が良く、夕方から機嫌が悪くなることが多いです。

赤ちゃんは、人間というよりは、まだ人類です。赤ちゃんは、早寝早起きが健康にいいことを知っていて、朝は早く起きて夜は早く眠りたいのです。それが健全な赤ちゃんであり、赤ちゃんが健康になる道です。

朝は早く起きて、午前中はいっぱい遊ばせ、早めにお昼ご飯を食べさせたら、お昼寝させましょう。お昼寝は、夕方寝にならないように注意が大切です。1~2時間ぐらいお昼寝したら、またいっぱい遊ばせ、夜は、早めにご飯を食べさせてお風呂に入れて、早めに寝かす。この習慣を身につけさせるようにしましょう。

2.ひとり遊びを邪魔しないように。
1歳児の赤ちゃんは、目が離せません。次々に危ないことをしようとします。でも機嫌良く遊んでいる時は、なるべく邪魔しないようにしましょう。1人遊びをしている赤ちゃんは非常に可愛く、つい声をかけてしまいがちですが、この頃赤ちゃんは、赤ちゃんなりに集中力を鍛えています。ひとりでも過ごせるよう自立の一歩を歩み始めています。そんな、機嫌良く1人遊びをしている赤ちゃんを、構わないようにしてあげて下さい。

3.食事で遊ばせない。
この頃は、まだ「あれしてはダメ!」「これしてはダメ!」という時期ではありません。よほど危ないことをしない限りは、自由に好きなことを好きなようにさせてあげましょう。

ただし、食事は綺麗に食べさせるべきです。食べ物で遊ばせてはダメです。食事時間に遊び出したら、さっさと食事を終わらせ片付けてしまいましょう。子どもを追いかけてまでして食べさせる必要はありません。食事が終わったら、子どもが泣いても放置です。そうすれば次からは、一生懸命にこぼさず努力して食べるようになるでしょう。

4.イヤイヤ期に突入したら。
1歳の後半から、子どもはイヤイヤ期に突入し始めます。自己主張が激しくなり、自分の思い通りにならないと、直ぐに癇癪を起します。何でもかんでも「イヤ!」という時期でもあります。

この時期は、「イヤイヤ」を続けるとどうなるか? 赤ちゃんに思い知らせることが重要です。子どもには「自分は、いま無能である」と思い知らせること。と同時に、「自分には、無限の可能性がある」と教えることが重要です。

今言ったことは非常に重要です。よってもう1度言いますね。子どもには「自分は、いま無能である」と思い知らせること。と同時に、「自分には、無限の可能性がある」と教えることです。

子どもに選択の自由を与え、その結果を子どもの能力に合わせ、子どもに責任を取らせることを心掛けてください。このイヤイヤ期は、個人差が合って、イヤイヤが強い子や弱い子もいます。

1歳児は、子育てで1番大変な時期かもしれません。2歳になると、かなり親の意向が伝わりますが、1歳児ではまだまだ難しいです。子どもが何を訴えているのか、わからない時期でもありますが、必死になって、子どもの意図を組もうとしなくても大丈夫です。子どもにも、自分の主張がしっかり親に伝わるよう、伝える訓練をさせてあげましょう。

以上。
今日は「0歳から3歳までの子育て、1歳児編」というテーマでお話しました。
評判が良いようでしたら、2歳児編、3歳児編と進めていきたいと思います。


今日も最後までお読みくださって、どうもありがとうございます。
心から感謝申し上げます。

      この記事を書いた人は、心理カウンセラー(公認心理師)の竹内成彦です。

心理カウンセラー(公認心理師)

1960年、愛知県名古屋市で生まれ育つ。1997年06月、地元愛知でプロのカウンセラーとして独立開業を果たす。カウンセリングルーム「心の相談室with」名古屋 の室長。臨床歴25年、臨床数15,000件を超える。講演・研修回数は800回、聴講者は10万人を超える。【上手に「自分の気持ち」を出す方法】など、電子書籍を含め、20数冊の本を出版している。カウンセリング講座などを開催し、カウンセラーを育てることにも精力を尽くしている。

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