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ウチの子は捨てられないんです!っていうけど本当!?実はその原因を作っているのは親かも

藤原友子小中高4人の母/すぐ片づく暮らし

子育て家庭の片づけの相談に乗ると、よく保護者の方が言うのは「ウチの子、捨てられないんです」という言葉です。それは本当にそうなのでしょうか

「ウチの子、捨てられないんです」という言葉です。

それは本当にそうなのでしょうか…

親の声かけが原因かも

「ウチの子が捨てられないんです」という保護者の方に、どういう状況でそう感じているのか詳しく聞いてみると、

おもちゃなどの子どものモノがあふれ返っていてそれが気になったときに

●増えたから捨てないと!
●いる?いらない?どっち?
●コレ邪魔だから捨てようよ
●遊ばないなら捨てるよ
●後片付けしないなら捨てるよ
●もう捨てていいでしょ

このように子どもに言ってしまうことがあるそうです。

このような声のかけ方をするから、子ども自身が「捨てられたくない!」と意地になっているということはないでしょうか。

「捨てられない子」ではなく「捨てたくない子」

私がお客様宅の子どもたちと片づける時は、残すモノ、捨てるモノは子どもに決めてもらいます。

子どもは捨てるモノを決めるより、好きなモノ、大切なモノを選ぶのがとても上手です。

自分の好きなモノ、大切なモノがわかると、それ以外のモノはあっさり捨てることもあります。

実際にある家庭では、お母さんが子どもに「片づけの先生が来るから、いらないモノは捨てておいて」と声を掛けたら「全部いる!」と言っていたのに、私が訪問して別の作業をする間に、そのお子さんに

この作業が終わるまで、このおもちゃの中から好きなモノとそろそろ卒業してもいいモノを選んでそれぞれ箱に入れておいてね

と声をかけて置いたら、自分自身でやってくれていました。

捨てるか、捨てないか、何を大切にとっておきたいかは、たとえ小さな子どもでも自分で決めたいのです。

だから実際は子どもたちは「捨てられない子」ではなく「捨てたくない子」です。大人が強引に捨てる方へ導こうとするからかたくなになっている状態なのだと思います。

大人でも、勝手に人にモノを捨てられたり、「使っていないからもう捨てたら?」と言われるとムッとすると思いますが、子どもも同じなのです。

小中高4人の母/すぐ片づく暮らし

片づけのプロとして活動を始めたのに、自分の家は「片づけても、また散らかってしまう」という矛盾に悩む。家が散らかってしまうことを隠そうとしていたが、「いつもキレイじゃなくてもいい。何かあったときにすぐに片づく家にしておけばいい」と開き直り新たなメソッドを確立。 いつもキレイにしなくちゃいけない、もっと頑張らなくちゃいけない、そんなプレッシャーから解放され、もっと自由に、その人らしく生きるお手伝いを「片づけ」を通して行っている。著書『片づけられない主婦と片づけ嫌いの子どもを180度変える本』(マガジンランド)

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