トラウトが「対マリナーズ通算50本塁打」に到達。歴代トップまであと2本
6月18日のダブルヘッダー1試合目、マイク・トラウト(ロサンゼルス・エンジェルス)は、2対2で迎えた10回表に2ラン本塁打を打った。試合は、エンジェルスが4対2で勝利を収めた。
トラウトがマリナーズ戦で打ったホームランは、これが通算50本目だ。トラウトよりも多い選手は、52本のラファエル・パルメイロしかいない。40本塁打以上は、この2人だけ。39本塁打のマニー・ラミレスが、彼らに次ぐ。35本塁打以上は、他に4人。フランク・トーマスとマーク・テシェーラが36本塁打、ホアン・ゴンザレスとアレックス・ロドリゲスは35本塁打だ。ロドリゲスは、メジャーリーグでプレーした22シーズン中、最初の7シーズンをマリナーズで過ごした。
今シーズンが終わるまでに、トラウトはパルメイロを追い抜くだろう。エンジェルスとマリナーズは、あと16試合を行う。早ければ、6月18日にもパルメイロに並ぶ。これを書いている時点で、ダブルヘッダー2試合目は、まだ始まっていない。
トラウトは、2日前のマリナーズ戦で2本のホームランを打った。その際に「トラウトが本塁打2位タイに浮上。ジャッジを追う1番手となる好材料あり!?」で書いたとおり、トラウトはマリナーズの投手を打ち込んでいる。通算329本塁打の15.2%は、マリナーズ戦だ。
また、1試合に2本以上のマルチ本塁打は、6月16日だけではない。その前に6度記録している。2011年8月30日、2015年7月10日、2017年9月29日、2018年6月11日と12日、2020年8月5日がそうだ。トラウトのマルチ本塁打は通算24度――すべて1試合2本――なので、マリナーズ戦はその4分の1を占める。しかも、6度のうち5度は、セーフコ・フィールド/T-モバイル・パークだ。
投手が誰であろうと、マリナーズのユニフォームを着ていれば、特に、その投手がシアトルのマウンドに立っていれば、トラウトには関係ないように思える。