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iPhone『iOS 10』の標準アプリ削除、じつは非表示になるだけ

篠原修司ITジャーナリスト/炎上解説やデマ訂正が専門
(写真:ロイター/アフロ)

今年秋にリリース予定のiPhoneの新OS『iOS 10』では、プリインストールされている標準アプリを削除できると話題になりましたが、じつは削除ではなく非表示になるだけであることが分かりました。

これはAppleのソフトウェアエンジニアリング担当上級副社長であるクレイグ・フェデリギ(Craig Federighi)氏が、Apple系ブログ『Daring Fireball』を運営するジョン・グルーバー(John Gruber)氏のトークショー番組に出演した際に明らかにしたものです。

Apple's Federighi clarifies that you're not actually deleting default apps when you delete them. Just removing hooks, user data etc.

出典:Matthew Panzarinoさんのツイート

Deleting Apple’s pre-installed apps in iOS 10 doesn’t actually ‘delete’ them | TechCrunch

フェデリギ氏によると、標準アプリを削除することでホーム画面のアイコンや不要なユーザーデータは削除されますが、アプリのバイナリデータそのものはiOS内に残っているとのことです。

もちろん標準アプリの削除が全く意味がないわけでもなく、以下の全23本の標準アプリを削除することで端末に約150MBの空き容量を作れます。

削除対象の標準アプリ

  • 計算機
  • カレンダー
  • コンパス
  • 連絡先(iPhoneのみ)
  • FaceTime
  • 友達を探す
  • ホーム(iOS 10での新アプリ)
  • iBooks
  • iCloud Drive
  • iTunes Store
  • メール
  • マップ
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ITジャーナリスト/炎上解説やデマ訂正が専門

1983年生まれ。福岡県在住。2007年よりフリーランスのライターとして活動中。インターネット(SNS)で起きる炎上の解説、デマのファクトチェック、スマホやガジェットの話題、生成AIが専門。最近はYouTubeでも活動しています。執筆や取材の依頼は digimaganet@gmail.com まで

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