iPhone、『iOS 10』で標準アプリの削除が可能に
6月14日、AppleはiPhone・iPad向けの新しいOS『iOS 10』を発表しました。iOS 10では、これまで削除できなかった「標準アプリ」の削除ができるようになることが分かりました。
iOS 10のリリースは今年秋ですが、開発者向けに公開されたベータ版において『株価』や『watch』といった標準アプリが削除できることが確認されたのです。
開発者がTwitterでアップロードした「標準アプリが削除できる」画像
削除対象の標準アプリ
削除できることが確認されているアプリは、以下の23本です。
- 計算機
- カレンダー
- コンパス
- 連絡先(iPhoneのみ)
- FaceTime
- 友達を探す
- ホーム(iOS 10での新アプリ)
- iBooks
- iCloud Drive
- iTunes Store
- メール
- マップ
- ミュージック
- News(日本では未公開)
- メモ
- Podcast
- リマインダー
- 株価
- ヒント
- ビデオ
- ボイスメモ
- Watch
- 天気
Remove built-in apps from the Home screen on your iOS device with iOS 10 beta - Apple サポート
いずれのアプリもiTunes Storeから再ダウンロードできるようになっているため、誤って削除したとしても復旧可能です。
安全にいらないアプリを消せる
これまで標準アプリに不要なものがあって、フォルダを使ったバグの利用やいわゆる「脱獄」と呼ばれるセキュリティホールを突いた制限の解除をしなければ削除できませんでした。
標準アプリの全てが不要なわけではありませんが、株取引をしない人には『株価』アプリが、『Apple Watch』を持っていない人には『Watch』アプリは不要な存在です。
今回のiOS 10により、その不要な標準アプリの削除が誰でも安全にできるようになります。(iPhoneユーザーにとって)これは画期的と言えます。