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【宮城県 松島町】かわいい甘味は焼肉屋さんで?!大注目のおすすめ手土産

Molly Chibaフリーランスライター(東松島市・宮城郡・塩竈市)

数十年前には緑色をした長方形型で、手のひらサイズの「使い捨てカメラ」の存在は、それはそれは偉大だった。ギーコ!ギーコ!と、右手の親指の腹をすり減らすようにして、カメラ右上のダイアルを横へと回し、撮影する。

「これって、現像しったっけかなぁ?」

大量の使い捨てカメラの本体が引き出しから出てきては、そんな声を漏らしていた時代。
撮影した後には、カメラ本体ごとお店まで持参して、数日間かけて現像をお願いしに行かなければならなかった。
現在は、スマートフォンでホイホイと撮影が気軽に行えるようになり、現像なんぞ朝飯前の如く、たったの数分で出来てしまう現代だ。
そうなると、何をレンズに収めようかと考えると、筆者としては毎日自分が何に感動したのか?など、その驚きを記録をしておくのは、おすすめの一つ。

そこで、ご紹介したい驚きの一つ!
宮城県松島町の焼肉屋さんで、なんとも可愛らしい甘味を販売中なのだ。店構えは完全に焼肉屋だが、一歩入ればショーケースに並ぶ美しい和菓子たちの姿。おそらく、多くの地元の皆さんは焼き肉だけの販売と思い、前を素通りしていることと思う(既にご存知の方は情報通!)。早速、ご紹介して行こう。

▲ 写真に収めておきたくなる可愛らしい風貌
▲ 写真に収めておきたくなる可愛らしい風貌

この可愛らしい和洋風のお団子を販売しているのが、宮城県松島町の五大堂向かいにある「牛たん炭焼 利休(りきゅう)五大堂店」。
利休(りきゅう)といえば、ああ!牛たん屋さんとパッと思い浮かぶ方は、とても多いかと思うが、実はJR松島海岸駅から五大堂方面に向かう道中には2店舗存在する。
駅に近い方の店舗は、一般的な食事がメインの店舗であり、五大堂向かい側の五大堂店は、食事以外にも松島らしいお土産物の販売や、松島散策をしながら片手で食べ歩きができる軽食の販売も兼ねている店舗なのだ。

さて、五大堂店に入ると目の前には、抹茶や餡などを背負った串団子に、なんとも福々しいぽってりとした大福餅、焦茶色のい〜い焼き色をつけたどら焼きなど、ほんのりと飴色の照明の光に晒されて、ショーケース内の甘味たちがより魅力的に見える。

▲ 抹茶クリームと、トロリとしたこし餡を背負ったその名も「雪見団子」
▲ 抹茶クリームと、トロリとしたこし餡を背負ったその名も「雪見団子」

その中から、お店の看板メニューの一つでもある「雪見団子(ゆきみ だんご)」を購入。
片手で気軽に食べられるので、購入後にすぐさま食べても良し。お持ち帰りの旨を購入時に伝えれば、パチンと閉まる蓋付きのケースに丁寧に入れてくれるので、半分味見して持ち帰る事も可能だし、お手土産としても(ひっくり返ったり斜めにもならないので)安心だ。

雪見団子だが、片手で食べようと持ち上げると結構重みがあるのに驚き!
こし餡と生クリームの影響もあるが、本体を司る「餅」が意外と大ぶりだということに気付く。一見、こし餡のとろ〜りのおかげで、あまり餅が大きめには感じないのだが、実は厚みもサイズも甘い物好きには嬉しい大きめサイズだ。

▲ まんまると大きめの餅が1本の串に連なっている姿は、ある意味芸術品!
▲ まんまると大きめの餅が1本の串に連なっている姿は、ある意味芸術品!

裏を返すと500円玉ほどの大きさであることがわかる。早速、ググッと串から外しながら頬張ると、餅がとっても柔らか〜い食感に加えて、こし餡の緩めのトローリがとても合う。
こりゃ、合うなぁ。それに相俟って、抹茶クリームのコクと素敵な渋みというスパイスが効いていて、全体的に甘みは抑えられている。食べ終わると、なんとなく口の中が砂糖の甘みでベタベタする感じは、ゼロだ。

▲ 牛たん炭焼き利休(五大堂店)の「雪見団子」
▲ 牛たん炭焼き利休(五大堂店)の「雪見団子」

牛たんという看板だから、焼肉なんでしょう?
しかし、戸を開けた途端に広がる、おどろきの甘味の世界。

雪見団子は、ほのかな渋みの抹茶が効いていて美味いし、それに何より、松島の焼肉屋さんで甘い物を買うっていうのも、これまた、なかなか粋かもしれないなぁ。おすすめだ!

商品名:雪見団子(ゆきみ だんご)
販売店舗:牛たん炭焼き 利休(五大堂店)
住所:宮城県宮城郡松島町内112-2
営業時間:(甘味・お土産物販売)9:00 - 17:00、(食事)11:00 - 19:00(ラストオーダー18:30)
※12/31、1/1のみ営業時間が下記に変更となります。
(甘味・お土産物販売)9:00 - 14:00、(食事)11:00 - 15:00(*ラストオーダー14:30)
定休日:年中無休

フリーランスライター(東松島市・宮城郡・塩竈市)

Molly Chiba|日本出身|2022年2月からフリーランスのライターとして独立。日本と英国を拠点に活動中。日本国内の地域ニュースやコラムのほかに、日・英のサッカーに関するコラムを『Football Tribe Japan』に執筆中。2024年8月の「地域クリエイターMVA(Most Valuable Article)」を受賞。珈琲と自然と動物が好きです。

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