あなたのお金が狙われている!知っておくべき新手の詐欺への3つの対策
「今忙しい?」
「ちょっと手伝って欲しいんだけど?」
「近くのコンビニでBitCashカードを何枚か買ってきて欲しいんだけどいいかな?」
-これはLINE「乗っ取り」の代表的な手口です。LINEアカウントを乗っ取り、つながっている家族や友人などに連絡をして、コンビニでスクラッチカードを購入させ、裏にあるコードの写真を送らせるのです。
これは数年前から多発している手口ですが、手口を知らず、身近な人のLINEアカウントからこのようなメッセージがくると、「困っているのかな?」と思ってその通りに行動をしてしまうことも多いようです。
詐欺を防ぐ第一の対策として、「手口を知っておく」ということがあります。流行っている詐欺の情報は独立行政法人国民生活センターのホームページにも詳しく記載されています。また、海外旅行に行く際にも、外務省のホームページでその国の情報をチェックすればその国でよくある詐欺や犯罪などを知ることができます。手口を知っていれば、万一そのような状況に巻き込まれた際にも、「これはひょっとして」とブレーキをかけることができます。情報によって私達のお金を守ることができるのです。
第二の対策として、他人に相談するということがあります。自分1人だけだと判断がつかないことも他人に相談をすることで冷静な視点を持てることが多いもの。「どうして電話に出ないのだろう」「メッセージが他人行儀」など不振に思ったら、少し時間をおいて他の人に相談をしてみましょう。国民生活センター、警察、海外にいるときは領事館などに相談をするのもよい方法です。
第三の対策として、セキュリティ対策をするということがあります。様々なSNSで乗っ取りが行われていますが、セキュリティを強固にすることによって、被害に遭う確率を下げることができます。例えば、定期的にパスワードを変える、利用する端末を限定する、IDを検索できないようにするなどです。SNSだけではなく銀行のオンラインバンキング、クレジットカードの情報などの管理も徹底することが大切です。特にクレジットカードの不正請求は増えているからです。
ネットショッピングの際にクレジットカードの情報をできる限り複数のサイト上に登録しないようにするのも一つの手です。それでもクレジットカードの不正請求をゼロにするのは難しいので、カードの明細をすぐに確認して身に覚えのない請求に関してはカード会社にすぐに連絡をすることが大切です。一定期限内であれば不正請求の補償をしてくれるカード会社もあるからです。
いかがでしょうか。インターネット社会になり、新しい形の詐欺が広がっています。自分の身を守ることはもちろん、ネットに不慣れな両親世代にも情報を共有して家族全員の身を守るように心がけましょう。