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デスパイネはバレンティンらを抜き、WBC通算打点の歴代2位に浮上。トップまではあと4打点

宇根夏樹ベースボール・ライター
アルフレド・デスパイネ MARCH 10, 2017(写真:YUTAKA/アフロスポーツ)

 アルフレド・デスパイネ(キューバ)は、ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で通算7本のホームランを打っている。これは、歴代最多だ。2009年に1本、2013年と2017年は各3本を記録した。

 一方、今年のWBCが始まる前の時点で、通算打点は16だった。2009年が2打点、2013年が8打点、2017年は6打点だ。こちらは、歴代4位。23打点のフレデリク・セペダ、17打点のホルヘ・カントゥウラディミール・バレンティン(オランダ)に次ぎ、ユリ・グリエルと並んでいた。

 現在、デスパイネは、通算打点の2位に位置している。3月10日のパナマ戦で1打点を挙げ、通算17打点として2位タイに浮上。翌日、バレンティンが1打点を記録したため、デスパイネは3位タイとなったが、翌々日の台湾戦で2打点を挙げ、バレンティンとカントゥを追い抜いた。

 デスパイネの1打点と2打点は、どちらも二塁打によるものだ。先制点ということも、共通する。

 オランダは、1次ラウンドで敗退したので、バレンティンの通算打点は18から増えない。キューバは、準々決勝に進出。15日に、オーストラリアと対戦する。

 デスパイネは、あと4打点でセペダに追いつく。セペダが23打点、デスパイネは19打点だ。

 なお、通算本塁打の2位には、6本のセペダとミゲル・カブレラ(ベネズエラ)が並んでいる。ベネズエラは、1次ラウンドの2試合を終えたところだ。

 カブレラは、1試合目のドミニカ共和国戦には出場せず、2試合目のプエルトリコ戦は「7番・DH」としてスターティング・ラインナップに名を連ねた。この試合は5打数1安打。シングル・ヒットが1本だった。

 これまで、どのWBCでも、カブレラは、ホームランを打ってきた。2006年と2009年が各2本、2013年と2017年は1本ずつだ。

ベースボール・ライター

うねなつき/Natsuki Une。1968年生まれ。三重県出身。MLB(メジャーリーグ・ベースボール)専門誌『スラッガー』元編集長。現在はフリーランスのライター。著書『MLB人類学――名言・迷言・妄言集』(彩流社)。

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