【京都市】東山区 『高台寺月真院』にある『御陵衛士屯所跡』の石碑!幕末の志士と「ねねの道」…
東山区にある観光地に「八坂神社」や「円山公園」そして、「ねねの道」「高台寺」などが人気の場所。また「八坂の塔」も京都のシンボルとして写真を撮影しに来られます。
「ねねの道」沿いにある「高台寺」のとなりにある『高台寺月真院』には、『御陵衛士屯所跡』の石碑と説明書きの札がありました。
こちらは、1867年6月から11月にかけて、『御陵衛士』15名が屯所とした所です。
熱烈な勤王主義者で、孝明天皇の御陵衛士である伊東甲子太郎(いとうかしたろう)らがこの寺院を本拠として活動していました。
「御陵衛士(ごりょうえじ)」は、孝明天皇の陵(後月輪東山陵)を守るための組織です。
伊東甲子太郎は「新撰組」に入り、その参謀となったが、隊長「近藤勇」と意見があわず、慶応3年3月、同志14名をつれて「新撰組」と分れ「御陵衛士」に任命され、ここを屯所としました。
「御陵衛士」は、「高台寺党」とも称されるようになりました。
伊東は新撰組に謀殺され、さらに同志3名も斬られて、御陵衛士隊の活動は終ったそうです。
表には隣を見ると鉄道の先覚者といわれる産科医・谷暘卿の歌碑と先生の墓地もありました!
境内にはお稲荷さんも祀られています。
「月真院(げっしんいん)」は東山区高台寺通下河原町、ねねの道に面して圓徳院の東側に建つ臨済宗建仁寺派の寺院で、高台寺塔頭の一つ。
山門北側には大日如来を祀ったお堂があります。
椿と萩の名所として知られた境内には、大名で利休十哲の一人・茶人の織田有楽斎(1547-1622)が植えたとされる椿が花開きますよ、とお話を聞きました。
また、東山路傍の触れ仏「布袋」像もありますよ。
「ねねの道」を歩きながら幕末の志士を思ってみられてはいかがでしょう。
「御陵衛士屯所跡」
京都市東山区下河原町(月真院前)