【茅ヶ崎・こどもマルシェ】子どもが本気でつくったお店が32店!笑顔で心が満たされるマルシェ
10月20日(日)、茅ヶ崎市役所前広場で開催された「ちがさきこどもマルシェ」。
主催の「ちがさきこどもマルシェ実行委員会」が地元の有志で運営されている「茅ヶ崎カンパニー」と協力して開催を迎えた今回5回目となるマルシェは、通り沿いから見ても大盛況。
公募で集まった子どもが「本気でつくった」ワークショップや手作り雑貨の32店と大人が運営する32店が出店、かわいいお店がたくさん!
ちがさきこどもマルシェが大切にしたいことは以下の4つ。
・まちとつながる
・夢を描く、叶える
・本物を感じる、体験する
・こどもが楽しむ、オトナも楽しむ
「子どものころから自分は何をやりたいのかを考えること、その中でどのような選択肢があるのか知ってほしいと思います。リアルな経験を積むことで『生きる力』を育ててもらいたい」(実行委員会・hachiさん)。
「お金の循環する仕組みを体験し、お客様が喜ぶ顔を見ることで、対価以上のエネルギーの交換をしてくれたらいいなと思います」(同・山下さん)。
文化祭のような雰囲気でありながらも、適度な緊張感が垣間見えます。パパやママたちは目立ち過ぎないようにサポート。その姿は子どもが主役であることを尊重した姿です。
自分たちが創作したものが、お金という対価になる達成感。接客を重ねて自信がついてきた子どもたちの表情が変わっていく様子が短時間でも見て取れます。
当日は午前中の部と午後の部の出店に分かれておりお昼時に入れ替え、終日組もいます。
市内で多くのマルシェが開催されていますが こだわりは開催前に2回行なわれた「こども会議」。一回目はゲームなどで親交を深めて仲良くなり、二回目はお店の内容を考え、具体的な方向性を考える会となったそうです。
小学2年生仲良しメンバー3人組で出店した“なりきり虫ワークショップ”の「まじでいま虫がすきだから。」の皆さんは、自分たちは何が好きかを考え出店内容を決めていったといいます。好きをとことん突き詰めた店構えにじっくり観察してしまうことしきり。夏休み頃から準備を始めたという3人の姿は自信に満ちあふれ、質問にはきはきと答えてくれる頼もしい店員さんたち。「好き」という力がすべての原動力になることを思い起こさせてもらいました。「お店屋さんをやってみたい」というぼんやりとした夢の輪郭がはっきりと見えるのです。私も子どもの頃に、こんな体験が出来ていたら!
「週末になれば公園ではイベント、軒先でフリマが行われていますよね。まちと人がつながりやすい茅ヶ崎だからこそ開催できたイベントだと思います」(金子さん)。
子どもたちはマルシェのチラシを学校で友達や先生に配布、広報もお手のもの。
誰もが笑顔で幸福感に包まれる一日となりました。