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【湘南最大級の犬猫イベント HUG ANIMALS!】殺処分ゼロの継続を目指して

クック地域情報サイトとことこ湘南ライター(茅ヶ崎市)
チャリティー撮影会を終えたばかりの仲間たち

2024年10月26~27日、県立辻堂海浜公園で行われたHUG ANIMALS!は犬や猫の殺処分ゼロの継続を目指した今回12回目を迎えるイベント。

県内外の動物愛護ボランティア団体への活動支援と場所の提供、保護犬・猫の譲渡会、おやつやグッズの物販など動物との絆を深める機会にも貢献しています。

毎年5月と10月に開催、過去には2日間で16,000人を動員したという愛犬家たちの交流の場としても地域に根付いています。

実行委員会の鹿内和博さんは、各団体から保護犬・猫の家族の受け入れが決まったという報告を受けることが最大の喜びだと話します。

日本では新しい家族を待つ犬猫が12,000頭いるという。
日本では新しい家族を待つ犬猫が12,000頭いるという。

静岡県御殿場市の個人ボランティア「GO!保護犬GO」は、保健所や殺処分場から犬を引き取り、しつけや必要な治療を終えてから各家庭のライフスタイルに合った子を譲渡しています。

ブースのスタッフとしてサポートをしているのは、同団体から犬を引き取った里親の方々。県ごとにサポーターがおり、イベントがあるごとにお手伝いに参加してくれるとのこと。
ブースのスタッフとしてサポートをしているのは、同団体から犬を引き取った里親の方々。県ごとにサポーターがおり、イベントがあるごとにお手伝いに参加してくれるとのこと。

代表は「犬猫を迎えないという選択もあります」と来場者に話すことがあるといいます。単純にかわいいからという動機だけではなく、ひとつの命として迎えることに覚悟を持って臨んでほしいからです。イベントで申し込みが多数あっても、30人に1人くらいの割合でしか譲渡は決まらないといいます。

推定10歳のエドと森さん
推定10歳のエドと森さん

8年前、第一回目のHUG ANIMALS!でミニチュアダックスフンドのエドに一目惚れしたという横浜市在住の森さん。

よく吠えると聞いていたそうですが、「自宅近隣はどんなに吠えてもいい環境だとアピールしました」。実際、エドがおうちに来てからはほとんど吠えないと聞き、ストレスのない幸せな生活をしていることが分かります。

先生のマッサージにすっかりリラックス、両脚を拡げても怒らないワンちゃん。来場者は熱心に耳を傾けていた。
先生のマッサージにすっかりリラックス、両脚を拡げても怒らないワンちゃん。来場者は熱心に耳を傾けていた。

ステージブースではスウェーデン式メディカルドッグマッサージの講座、いざという時に家族を守る方法をレクチャーする防災ワークショップなど多彩なプログラムが用意されています。

FMヨコハマのパーソナリティー・柳井麻希さんによる分かりやすいレクチャー。
FMヨコハマのパーソナリティー・柳井麻希さんによる分かりやすいレクチャー。

ステージの締めは毎年一番の盛り上がりを見せるという救助犬のデモンストレーション。

救助犬はニュースでチラリと見たことがある程度、滅多に見ることの出来ないこの演目は見逃せません。救助犬のリーチが颯爽と現れました。

真っすぐな眼差しでコマンドを待つ救助犬のリーチ
真っすぐな眼差しでコマンドを待つ救助犬のリーチ

救助犬は生存者を探すことが仕事、指令を出すコマンダーが離れてもきちんと待つことができ、ノーリードでも完璧に歩きます。

観客の男の子が小屋に隠れてから数秒後、リーチは匂いですぐに当てに行きました。爪で小屋を引っかき、吠えて知らせる姿に大きな拍手と歓声が上がります。訓練を重ねたリーチは本当にカッコイイ!

フードトラックでランチ、愛犬と芝生でお散歩、一日中公園で楽しめるので来場者はのびのびと過ごしている様子。次回は5月に開催予定、何度でも参加したくなるイベントです。

HUG ANIMALS! Instagram

地域情報サイトとことこ湘南ライター(茅ヶ崎市)

茅ヶ崎市在住、地域メディア「とことこ湘南」のライターです。地元グルメ、気になる場所やイベント、素敵な人にスポットを当てて、茅ヶ崎で過ごす皆様の時間が、より楽しく豊かになるような記事をお届けできたらと思っております。普段は週末、南口界隈を飲み歩きしています!

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