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博多の古き良き時代の老舗店〈昭和60年創業で来年40周年を迎える〉地域に根ざした長浜ラーメンの名店

RAMEN ANTENNAラーメンアンテナ|福岡のラーメンを愛する地元民の一日一麺

福岡県福岡市博多区の「千代」の地に、来年40周年を迎える長浜ラーメンの老舗店〈長浜ラーメン一龍亭〉がある。1985年(昭和60年)の創業で、古くから地元の方々に愛され続けている名店。店内に入ると手前側には2人掛けと4人掛けのテーブル席が並び全20席ほど。さらに奥の厨房前にはカウンターもあり9席ほどあるので全部で30席ほどのでゆったりと座れる空間。ただ、それでもお昼時のピークタイムには行列ができることもあり、その人気のほどが窺える。お店はご家族で協力して切り盛りされていて、みなさんの明るく元気な声が飛び交うとても心地のよい雰囲気になっている。

福岡には地域に根ざした優れた名店がある

福岡県庁が目の前にあるという場所柄、お昼の人口が多い福岡市博多区の「千代」エリア。そのためお昼時になると、その地域が職場の方や地元の方々が集中することも多い。ただし、そうなる理由は一度訪れてみると分かる。ラーメン類の美味しさ、ボリューム感、リーズナブルなお値段という三拍子揃った内容だからということも大きい。さらに家庭的でホッと寛げるアットホームな雰囲気もある癒しの空間で、この地域に根ざした名店だ。

そんなわけで、お昼の時間帯は地域の方々が多い時間帯なので、日頃は14時前後を目指して訪問する機会が多く、この日は13時過ぎに訪問してみるとタイミングよくテーブル席に空きがあり、そちらに座らせてもらえた。注文は表の黒板にもある「ワンタンメン」が一瞬頭をよぎるも、壁に貼られたメニュー表の中にある「チャーシューメン」を選択することにした。

大判のチャーシューが丼碗の表面を覆う

待つことしばし。配膳された「チャーシューメン」は、まずは豪快なその見た目に目を奪われる。大きめチャーシュー(8枚ほど)が丼碗の縁をグルリと覆い、中央にネギの山が乗る逸品。

ネギとチャーシューを少し避け、まずは豚骨でありながらも、あっさりとした昔懐かしい熱々のスープをひと口啜る。すると、口の中にキリッとした醤油系のカエシの旨みと程よい脂感が同時にふわりとあふれてきて、もうそれだけで「美味しい」と思わず唸ってしまほど。まさに昔懐かしい長浜系の美味しい豚骨ラーメンが楽しめる。

極細麺が美味しいスープにカチッとハマる

その旨みあふれるスープには、パツパツとした歯切れのいい食感の「超極細麺」がよく絡んで相性も抜群。さらに途中、チャーシューを1枚1枚摘みながらスープとともにいただくと、その柔らかな食感とともにスープの旨みも相まって病みつきになる、いつもながらの至福の一杯。

名物の辛子高菜をお持ち帰り

卓上には無料サービスの〈一龍亭〉名物の「辛子高菜」が紅生姜とともに設置されていて「ラーメン」の味変に、ご飯やおにぎりのお供にとても人気。

お持ち帰りもできるので、ご自宅用としてご飯やお酒のお供として活躍してくれるので、機会があればぜひこちらもお試しいただければと思います。

地域に根ざし愛され続けている長浜ラーメンの名店〈長浜ラーメン一龍亭〉へは、福岡市営地下鉄箱崎線「馬出九大病院前」駅の4番出口から歩いて3分ほどで、同じく「千代県庁口」駅なら7番出口から徒歩で6分ほど。JR「吉塚駅」の西口から徒歩で9分ほどという立地。行く価値のある老舗の名店なので、お近くにお越しの際はぜひお立ち寄りください。

長浜ラーメン一龍亭

住所  :福岡県福岡市博多区千代4丁目31-3[地図
営業時間:11時00分~21時00分[月曜〜金曜]
    :11時00分~15時00分[土・日・祝]
定休日 :不定休
駐車場 :専用駐車場なし、近隣有料駐車場あり

ラーメンアンテナ|福岡のラーメンを愛する地元民の一日一麺

福岡の片隅で日常食としてのラーメンを啜り続け、日々頭の中でグルグルとラーメンが廻っています。一日一麺、週間9麺、毎年450麺ほどを食べています。福岡の地元民が日々食べているラーメンをできるだけ多くの方に知っていただきたいという想いから肩肘張らない感度緩めな『ラーメンアンテナ』をお届けしています。少しでも福岡での麺活の参考になれば幸いです。〈 Horii Koji 〉

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