Yahoo!ニュース

目指したのは新たな博多の豚骨ラーメン〈濃厚ながら、荒々しさとは真逆の上品で洗練された佇まいの一杯〉

RAMEN ANTENNAラーメンアンテナ|福岡のラーメンを愛する地元民の一日一麺

2009年福岡県春日市で創業し、今年15周年を迎えた「らーめん二男坊」は現在、福岡県内にラーメン店を5店舗(豚骨つけ麺あんど、も含む)を擁し、地元の方だけでなく、観光で訪れる方々にも人気のお店。また、繁華街を中心とした(交通アクセスもいい)利用しやすい場所への出店が特徴の一つ。

「らーめん二男坊」は、今回ご紹介する、2013年に開業した〈らーめん二男坊 博多本店〉のほか、福岡県糟屋郡を通る県道68号線の通称ドラゴンロードのロードサイドにある「らーめん二男坊 志免町店」、福岡市博多区住吉の商業施設キャナルシティ博多内のラーメンスタジアムにある「らーめん二男坊 キャナルシティラーメンスタジアム店」、博多駅構内にある博多めん街道内にある「らーめん二男坊 博多デイトス店」の4店舗体制で現在運営されている。

この日は、博多駅方面での用事を済ませた後、お昼のピークを過ぎた13時半過ぎに〈らーめん二男坊 博多本店〉へ向かう。立地的には、JR博多駅の博多口を出て大きな横断歩道を渡り、ほんの少し路地に入った一角にある。店頭に到着すると少人数ながらまだ行列があり、最後尾に並ぶこと10分ほどで店内へと案内された。

まずは入口右手の券売機前。最上段はお得なセットメニューになっていて、その2段目にある「博多豚骨」らーめんの単品4つの選択肢から、人気No.1の「煮玉子らーめん」を選択しカウンター手前の空いた席へ着席。

濃厚な豚骨だけど洗練された一杯

待つことしばし。配膳された「煮玉子らーめん」は、見た目からも分かるトロミのある豚骨スープ。ひと口啜ってみると、間違いなく濃厚ではあるものの、豚骨特有のくさみはまったく感じず、脂感もかなり控えめな仕様になっている。

さっぱりとして後に残らない秀逸さ

結果として、さっぱりとした後に残らない秀逸な一品で、老若男女すべての人が楽しめそうな洗練された上質な一杯に仕上がっている。さらに店内はとても清潔に保たれていたり、女性客用にヘアゴムも常備されていたりもして、男性客だけでなく女性客もしっかりと意識して展開されているということも分かる。実際この日、自身が訪れた時間帯だけでも、女性のお一人様やお二人様も4人ほどいらした。

見た目の印象も比較的(自身の感想としては)上品な盛り付けになっていて、豚骨独特の荒々しさという印象は存在せず、洗練された佇まいにも見えるのが「らーめん二男坊」の特徴と捉えてもいいのかもしれないと思った。

また麺については、まさに博多ラーメンらしい細ストレート麺で、とても歯切れのいいパツパツとしたオーソドックスな食感を楽しめる一品だった。

濃厚豚骨に一味加えるという選択肢

最後に。券売機のメニューをチェックしていて、トッピングに「マー油 or もやし:100円」というメニューがあったり「“濃厚”味噌豚骨:1030円」という期間限定メニューもあることに今更ながら気づいた次第。

「二男坊」の濃厚な豚骨スープには、間違いなく相性のいい「マー油」や「味噌」の一癖を加えることで、かなりいい感じの「個性ある一杯」に味変できそうなので、次回はぜひ、どちらかを試してみたいと心に誓う今日この頃。お立ち寄りの機会がありましたら、ぜひお楽しみください。

らーめん二男坊 博多本店

住所  :福岡県福岡市博多区博多駅前2-16-4[地図
営業時間:11時00分~O.S.14時30分 17時00分〜O.S.22時30分
    :11時00分~O.S.22時30分(金・土)
    :11時00分~O.S.20時30分(日)
定休日 :木曜日(※要確認)
駐車場 :専用駐車場なし、近隣有料駐車場あり

ラーメンアンテナ|福岡のラーメンを愛する地元民の一日一麺

福岡の片隅で日常食としてのラーメンを啜り続け、日々頭の中でグルグルとラーメンが廻っています。一日一麺、週間9麺、毎年450麺ほどを食べています。福岡の地元民が日々食べているラーメンをできるだけ多くの方に知っていただきたいという想いから肩肘張らない感度緩めな『ラーメンアンテナ』をお届けしています。少しでも福岡での麺活の参考になれば幸いです。〈 Horii Koji 〉

RAMEN ANTENNAの最近の記事