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キッチンで死にかけた私、油断していたカセットコンロのしまい方

藤原友子小中高4人の母/すぐ片づく暮らし

家の中で安全、健康で過ごせるのは当たり前だと思っていましたが、先日キッチンでヒヤッとする体験をしました。

カセットコンロのしまい方が悪くあわや一酸化炭素中毒に

朝から主人が「キッチンが少しガス臭い」と言っていました。

私も「なんでだろう」と思いつつも、弁当作りや洗濯などやることが多いので気にする余裕もなく弁当の卵焼きを焼いていました。

しかし、その途中でめまいがしだし、そのめまいはどんどんひどくなり吐き気もしてきました。

朝は血圧が低く、体調がすぐれないことはよくあるので「最近忙しかったし、疲れたかな」と思い、弁当作りは諦め一旦ソファで休みました。

しかし、早く2回目の洗濯機を回したかったので重い体をひきずるようにし洗濯物を干そうと勝手口へ向かったのですが、目が回ってまっすぐ歩けません。

再びソファで休み、子どもたちに家事の応援を頼み、長男(中3)が家を出るギリギリまで洗濯物を干したり手伝ってくれました。

その長男が「やっぱりキッチンのこの辺が臭い!おかしい!」と何度も言うのを聞き、もしや?と思いカセットコンロのガスをストックしている引出しを開けてみたけど異常なし!

じゃあ、カセットコンロをしまっているところしかない!と思いシンク下の引き出しを開けたらカセットコンロからガスが漏れてました。(カセットコンロはすでに空っぽでした)

普段のシンクした収納
普段のシンクした収納

原因は雑なカセットコンロのしまい方

ガスが漏れていた原因はカセットコンロのしまい方でした。

いつもは、カセットコンロからはボンベを取り外してからしまうのに、今回はそれをしていなくて、コンロをしまう時もしくは、しまった後に何かの衝撃でコンロとボンベがずれて、そこからガスが漏れていたようでした。

そのことに気づいた私と長男は急いで家じゅうの窓を開けて換気、そうするとこれまでの気持ち悪さやめまいがスーッと消え、視界もクリアになり一気に元気になりました。

ガス漏れに気づくことができなかった理由

私も卵焼きを焼いてる時から「少し臭いかな」とは思っていましたが、

・我が家はIHである
・コンロを2台並べて使うなどの危険な使い方は決してしていないという自信
・疲れているとめまい症状は普段からある

このような状況や思い込みから、まさかオール電化の自分の家で危険な目に合うとは思っていませんでした。

また、めまいや吐き気がする状態では、原因を突き止めるために考えたり行動する余裕なんて全くなく、とにかく体を休めることしかできません。

幸い長男が感じた違和感を何度も言葉に出してくれたことで、ようやく私もそういえばおかしいかもと思うことができました。

これから鍋のシーズンです。家庭でカセットコンロを使用する機会も増えます。

換気しながら使用することももちろん大事ですが、

使用後にガスが残っているボンベは、カセットコンロから必ず取り外しキャップをして保管する。

これも重要です。

IHだから大丈夫、危険な使い方をしていないから大丈夫と言うことはありません。

家の中の当たり前の毎日の中にも危険は存在します。安全には十分に気を配りつつ、家庭で温かくて美味しい鍋料理を楽しみたいですね。

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選ぶ暮らしラボ 藤原友子(ふじわらゆうこ)

1975年生まれ 大分県在住 結婚後片づけを始める。2012年整理収納アドバイザー1級。CTB生放送102回9年間出演。セミナー回数100回、受講生2000人以上で片づけの概念が変わると高い評価を受けている。

長男との片づけバトルを通して好きなモノを「選ぶ」ことが片づけには大事だと実感。

現在は片づけに興味があるなし関係なく、自分の人生をよりよくしたい人向けに、モノを選び残す楽しさと選ぶことにより暮らしが充実することを発信し、人それぞれが「自分の選ぶ」を楽しむ時代を作るため活動の幅を広げている。

二男二女の母で「いつもキレイではないが、すぐに片づく家」で暮らしている。著書『片づけられない主婦と片づけ嫌いの子どもを180度変える本

小中高4人の母/すぐ片づく暮らし

片づけのプロとして活動を始めたのに、自分の家は「片づけても、また散らかってしまう」という矛盾に悩む。家が散らかってしまうことを隠そうとしていたが、「いつもキレイじゃなくてもいい。何かあったときにすぐに片づく家にしておけばいい」と開き直り新たなメソッドを確立。 いつもキレイにしなくちゃいけない、もっと頑張らなくちゃいけない、そんなプレッシャーから解放され、もっと自由に、その人らしく生きるお手伝いを「片づけ」を通して行っている。著書『片づけられない主婦と片づけ嫌いの子どもを180度変える本』(マガジンランド)

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