【写真特集】箱根での将棋の対局 2011年王将戦七番勝負第5局・久保利明王将-豊島将之六段戦
新年恒例の箱根駅伝では、冬の箱根の光景を見ることができます。
上の写真を見て、思い出すシーンがありました。2011年3月におこなわれた王将戦七番勝負第5局▲豊島将之六段-△久保利明王将戦で、挑戦者の豊島六段が勝った翌朝、芦ノ湖畔で撮影がおこなわれました。
まだあどけなさをのぞかせる豊島六段の笑顔が印象的でした。
2011年(2010年度)の王将戦は、35歳で充実の時を迎えていた久保王将に、20歳の新鋭豊島六段が挑むという構図でした。
第1局は久保王将の勝ち。第5局を迎えた段階では、久保王将が3勝1敗とリードしていました。豊島六段にとっては「カド番」で迎えた一番だったわけです。
第5局は後手番の久保王将が中飛車の作戦を取りました。豊島六段は銀を素早く繰り出す速攻の構えを取ります。両者の力がぶつかり合う中盤戦を経て、形勢は二転三転。最後は豊島六段が勝機をとらえて、カド番をしのぎました。
王将戦の対局は2日制です。前日に対局場に移動して、対局者にとっては3泊4日の行程となります。
王将戦では2日間にわたる対局が終わった直後と、翌朝に勝者が写真撮影をするのが恒例となっています。その際にいろいろな趣向が凝らされるて話題となるのですが、芦ノ湖畔での写真は、わりとオーソドックスなスタイルと言えるかもしれません。
以下は当時、筆者が撮影した写真をご覧いただきたいと思います。