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ランニングで重視するのは距離?時間?マラソンシーズンに『時間走』がおすすめの理由

萩ゆうランニング系ライター

マラソンシーズンに入り、30km走などの長い距離を走る『距離走』を取り入れるランナーも多いのではないでしょうか。

「距離を追ってしまいがち」「ペースを追ってしまいがち」というランナーにおすすめの練習に『時間走』があります。

距離走:距離で区切る。20kmや30kmなど距離を設定し、決めたペースで走る練習

時間走:時間で区切る。90分や120分など時間を設定し、その時間走り切る練習

距離走には距離走の魅力や効果がありますが、ここでは、時間走をすることの魅力についてご紹介します。

「時間」だけ意識して走り続けられる

時間走では決めた時間を走りきることが大切です。

フルマラソンを3時間半で完走したいと考えている人は、時間走を取り入れることにより、実際にフルマラソンで走る時間動き続けることが可能になります。

「レースで30km以降失速してしまう」という人は、目標タイムをベースに、レースの時間中走りつづける時間走を取り入れてみましょう。

継続しやすい

距離の達成に向けて走りつづけることは心理的プレッシャーもあり、疲労を感じやすいもの。また、失速しても走りきろうと頑張ることで疲労も蓄積しやすいです。

時間走では、そうした心身への負担が少ない点が魅力です。

ペースが落ちても時間が来たら終わるため、脚や身体にかかる疲労も少なく継続しやすいでしょう。

成功体験になる

練習中に脚が止まりトレーニングを中断すると、心身にダメージがかかります。

時間を決めて走る時間走は、ペースが落ちても時間さえ経てば終わるので、決めた時間を走り切ること自体が成功体験になります。

こうした成功体験を積み重ねることが、走ることへのモチベーション維持につながるでしょう。

レベルに合わせて距離が伸ばせる

時間走では、走力が上がるにつれて走れる距離が伸ばせます。ランニングに慣れ、同じ時間内で走れる距離が伸びることで、自分の成長が実感できます。

慣れてきたら、時間を伸ばしたり、少しペースを上げてみたり、負荷が加わるような工夫をしてみましょう。

後の予定が組みやすい

ランニングの後に予定を入れているランナーもいるはずです。

距離走では失速してしまうと想定以上の時間がかかるため、後の予定が組みにくい不安があります。時間走は、時間が変わることがないため、後の予定も組みやすいです。

しっかり走りたいけど、プライベートの予定も充実させたいランナーにぴったりの練習です。

いよいよ本格的なマラソンシーズン到来!ぜひ、時間走にチャレンジしてみてください。

ランニング系ライター

全国各地を転々と暮らすWebライター。スポーツ系、おでかけ系メディアなどで執筆中。3度の飯よりランニングが好きで、フルマラソン3時間ぎりの記録をもつ。

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