麦茶のティーパックどうしてる?「早く知りたかった」作るのがラクになる主婦の罪悪感が解消する?結果とは
麦茶のおいしい季節になりましたね。手軽なティーパックの水出しで飲んでいる方も多いのではないでしょうか?私もティーパックの水出し派なのですが、「ティーパックは取り出すべきか?」「そのままでいいのか?」について、数年前から悩んで罪悪感を引きづっていました。
そこで今回は、ティーパック問題を解決するべく、浸水時間による味や風味の比較検証を行ったので紹介します。私にとってはこの実験で数年分の悩みが解消する「早く知りたかった」と思うような結果になりました。夏の麦茶づくりの参考にしてくださいね。
メーカー推奨は2時間
ティーパックは、私は入れっぱなし派なのですが、製品パッケージには、水出しは「2時間」「長時間つけると苦みや焦げた香りが出る場合がある」と書かれています。実はこの表示を見た時から、私の罪悪感が始まったんです。
「どれくらい味が変わるのか?」「手抜きをせずに取り出すべきか?」など悩みつつ、入れっぱなし派を続けていました。
比較検証
水出し時間のちがう5種類を準備して、色や沈殿物・味などを比較しました。味比べについては、小学6年の娘にも協力してもらいました。
色と沈殿物
水出し時間が長くなるほど、色が濃くなります。下にたまる茶の粉のような沈殿物は、時間とともに多くなります。意外だったのが短い1時間でも、粉のようなものが若干見られたことです。長時間浸しすぎた弊害だと思っていたのですが、短い時間でも見られたのが予想外でした。
味比べ
目で色の濃さと時間を確認しながら、飲んで比べると、時間が長くなるごとに、渋みや苦みが濃くなっていました。
入れっぱなし派の我が家では、半日ほど浸っているものを飲むことが多く、娘が8時間を飲んで「いつもの味」といったのが印象的でした。
8時間よりも短いと麦の甘みを感じられるのですが、薄いと感じました。逆に長い時間ごとに、渋みと苦みが強く感じます。「薄い・濃い」の判断は、普段飲みなれているものが標準値になっていることが面白かったです。
目隠し実験
目隠しをしてランダムに飲む実験も行いました。すると意外なことに、私と娘の的中率はおよそ20%と低かったんです。さらに、ひとつ前に飲んだものに比べて「濃い・薄い」だけを判断する2択も行ったのですが、この的中率も20~40%と低い正解率でした。
罪悪感は不要だった
この検証からわかったことは、浸水時間が長いほど、色・苦みが強いですが味の違いは小さく、私と娘には感じにくいということです。暑い日に冷えた麦茶をガブガブ飲む状況では、より違いを感じにくくなりそうです。「ティーパックを途中で取り除かないと、、、」という、手抜きからくる私の罪悪感は不要でした。「もっと早く知りたかった」「もっと早く罪悪感から解放されたかった」と思うような結果でした。逆を返すと、「メーカーの苦労により浸水時間にかかわらずおいしく飲める」ともいえるので、主婦としてありがたく思いました。
まとめ
・メーカー推奨の浸水時間は2時間
・短い⇒味は薄いが麦の甘みを感じる
・長い⇒色・苦みが強くなる
・冷やして飲むと味の違いは感じにくい
・ティーパックを入れっぱなしの罪悪感は不要
麦茶はミネラルが豊富で、体を潤して冷やす働きがあります。上手に作って飲んで、体調管理に役立ててくださいね。このほか、麦茶に関する記事を書いています。
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※上記検証は、「伊藤園の香り薫るむぎ茶」を使用し、パッケージ記載の水出し方法で作り比較したものです。