球界のニュース速報は「ツイッター」から「インスタグラム」になっていくのか
先日、ESPNのジェフ・パッサンは、ラファエル・モンテロとヒューストン・アストロズが再契約について合意に達したことを、いち早く報じた(「ブレイクした投手を3年3450万ドルで呼び戻し、王者のブルペンは来年も盤石!?」)。
パッサンは、メジャーリーグを取材している大物記者の一人だ。選手の契約情報などを、他の記者に先駆けてツイートすることも多い。
ただ、今回の場合、パッサンがニュースを書き込んだのは、いつものツイッターではなく、インスタグラムだった。モンテロの契約を報じた文章の冒頭には、「速報のいくつかはインスタグラムでも伝え始める時だと考えている」とある。一方、ツイートでは、インスタグラムのその投稿をシェアし「契約年数と金額の詳細はインスタグラムで」と記している。
どうやら、イーロン・マスクによるツイッターの買収と上場廃止などが、理由のようだ。パッサンは、「今日、明日、来週、来年に、ツイッターがどうなっていくのか、わからない」とツイートし、「緊急事態に備えたプラン」と続けている。
まだそういった動きは見当たらないが、もしかすると、他の記者がパッサンに追随し、メジャーリーグのニュース速報は、ツイッターからインスタグラムへシフトしていくのかもしれない。
なお、選手自身が引退を発表するのは、ツイッターよりもインスタグラムのほうが多い印象がある。先月下旬には、エデュアルド・ヌニェスとブロック・ホルトが、どちらもインスタグラムで引退を宣言した。2人とも、ツイッターのアカウントも持っているものの、最近はツイートしていない。