200本塁打まであと9本の村上宗隆は、到達試合数の歴代トップ10にランクインするのか
村上宗隆(東京ヤクルト・スワローズ)は、あと9本のホームランを打つと、通算200本塁打に到達する。これまでの6シーズンは、2018年が1本、2019年が36本、2020年が28本、2021年が39本、2022年が56本、2023年が31本。合計は191本だ。
史上最年少の到達は、まず間違いないだろう。現時点の最年少は、清原和博の24歳10ヵ月だ。村上は、今月2日に24歳の誕生日を迎えた。今のところ、25歳未満で200本塁打以上は、清原しかいない。
一方、村上は、通算693試合に出場している。こちらは、6試合、143試合、120試合、143試合、141試合、140試合だ。
200本塁打に到達するまでの出場試合を、少ない順に並べると――200本目のホームランを打った試合を含む――トップ20は、以下のようになる。
村上の出場試合は、すでにトップ5の到達時点の試合数を超えている。6位に位置する山川穂高(当時・埼玉西武ライオンズ/現・福岡ソフトバンク・ホークス)も、現時点の村上より4試合多いだけだ。村上が開幕から4試合で9本のホームランを打ち、山川に並ぶとは思えない。
村上がシーズン9本目のホームランを打ったのは、2019年が34試合目、2020年が52試合目、2021年が26試合目、2022年が32試合目、2023年は47試合目だ。5シーズンのなかで最少(最速)の2021年と同じ場合、693試合+26試合=719試合で200本塁打に到達、となる。最多(最遅)の2020年と同じなら、693試合+52試合=745試合。5シーズンの平均どおりだと、693試合+38.2試合=731~732試合だ。
最少、最多、平均のどのパターンでも、到達までの出場試合は、714試合の田淵幸一と秋山幸二より多く、760試合の落合博満より少なくなる。歴代10位にランクインする、ということだ。
もっとも、田淵と秋山だけでなく、707試合のウラディミール・バレンティンより少ない試合で200本塁打に到達し、歴代7位に位置する可能性も、ゼロではない。例えば、村上は、2022年6月19日~29日に、9試合で10本のホームランを打っている。
ちなみに、王貞治の200本塁打到達は、870試合目だった。村上とチームメイトの山田哲人は、948試合目。長嶋茂雄と並んでいる。