お手伝いを自分からする子の5つの特徴
先日、授業参観で驚くことがありました。休み時間に、ミキちゃんが突然立ち上がり、黒板をサッと消し始めたんです。誰に言われたわけでもないのに、次の授業の準備をしてくれたんですね。そのあと、笑顔で席に戻る姿を見て、私は思わずほっこりしてしまいました。
皆さん、周りにこんな子いませんか? 誰かに頼まれなくても、さっと動いてお手伝いをしてくれる子。そんな子どもたちの特徴って、気になりませんか?
今日は、お手伝いを自分からする子の特徴について、私の教師としての経験を交えながらお話ししたいと思います。これを知ることで、子どもたちの素敵な一面を見つけるヒントになればいいなと思います。
お手伝いを自分からする子の5つの特徴
1. 観察力が鋭い
周りの状況をよく見ていて、何が必要かを察知します。例えば、給食の時間に配膳台の上に牛乳パックが置きっぱなしになっているのを見つけると、すかさず牛乳パックのかごに戻してくれる子がいます。先生が気づく前に、サッとやってくれるんですよ。
2. 共感性が高い
他人の気持ちを理解し、その人の立場に立って考えられます。遠足で、荷物が多くて困っている友達がいると、「持つの手伝おうか?」と声をかける子がいました。その子の表情を見て、すぐに気づいたんでしょうね。
3. 自己効力感が高い
自分の行動が役に立つという実感を持っています。図書委員の子が、休み時間に自主的に図書室の本を整理していました。「きれいになると、みんなが本を探しやすくなるから」と嬉しそうに話してくれましたよ。
4. 責任感がある
自分の役割や、するべきことをしっかり理解しています。掃除の時間、担当の場所を終わらせた後に、遅れている友達の分まで手伝ってくれる子がいます。「みんなできれいにしないと、気持ちよく過ごせないからね」って言うんです。なかなかできないことですよね。
5. 前向きな姿勢を持っている
困難や面倒なことも、ポジティブに捉えることができます。雨の日に傘立ての水たまりを見つけて、自分から雑巾で拭き始めた子がいました。「滑って誰か転んじゃったら大変だからね」って、まるで楽しそうに拭いていたんです。
まとめ
さて、お手伝いを自分からする子の特徴として、鋭い観察力、高い共感性、自己効力感の高さ、責任感、そして前向きな姿勢についてお話ししました。
これらの特徴を知ることで、子どもたちの素晴らしい資質に気づき、それを伸ばす手助けができるかもしれません。でも、みなさん、ここで一つ覚えておいてほしいことがあります。完璧を求める必要はないんです。私だって、忙しい朝は自分の机の整理すらできないこともあります。
ちょこっとアドバイス
大切なのは、子どもたちの小さな気づかいや行動を見逃さず、しっかり認めてあげること。そして、その行動がどれだけ素晴らしいかを伝えてあげること。そうすれば、きっと子どもたちは自信を持って、もっともっと周りのために動けるようになるはずです。
最後に、こんなことを付け加えたいと思います。「お手伝いは、強制されてするものじゃない。誰かの役に立てる喜びを、子どもたち自身が発見できるようサポートすること」。皆さんも、周りの子どもたちと一緒に、その「喜び」を見つけていってくださいね。そして、たまには大人である私たちも、子どもたちを見習って、誰かのためにちょっとした行動を起こしてみるのもいいかもしれません。それが、大人も子どもも一緒に成長できる素敵な機会になるんじゃないでしょうか。
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