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これが車の中!?実は防災対策にもなる車中泊【誰でもすぐできる3つの準備】

HAPPY CARAVAN旅するワンルーム『キャリー』に住むバンライファー

災害が予期せずに訪れる今、防災対策は日常生活の必須項目となっています。
バンライフを始めて300日以上車で生活をしてみて分かったことは、車中泊は緊急時の災害の安全対策にも貢献できるということです。

車中泊の準備

この車で300日生活しています
この車で300日生活しています

今回はいつもは車中泊しない方でも、準備しておいた方が良い便利な3つのアイテムを中心にご紹介します。

災害時に車中泊が役立つ理由

キャンプ時の遊び道具(テントサウナ・原付・椅子・焚き火台など)
キャンプ時の遊び道具(テントサウナ・原付・椅子・焚き火台など)

車中泊はただのアウトドア活動だけでなく、災害発生時にも役立つ準備です。車をシェルターとして利用できるほか、迅速に安全な場所へ移動する手段を確保できます。災害はいつどこで起こるか分からないので、万が一に備えて車で数日は過ごせるような準備をしておくと便利です。
これまで車で300日以上生活してきた経験を活かし、最低限あると便利な3つのアイテムを常に車内に準備しておくことをおすすめします。

誰でもすぐできる車中泊の準備3選

いつも鉄瓶でお湯を沸かします
いつも鉄瓶でお湯を沸かします

1. 飲料水の備蓄

災害時、最も基本的な生存資源の一つが水です。人は水がなければ数日で生命を維持できません。車内には、少なくとも人数分の水を数日分確保できるよう、大量の水を備蓄しておくことが推奨されます。ペットボトルや大型のウォータータンクを使用して、ある程度の飲料水を確保しておきましょう。
ちなみに、湧水などの天然水は殺菌や消毒などの水質管理措置を受けていない場合が多く、不適切な成分が含まれる可能性があります。そのため、水温の上昇や時間の経過によって菌が繁殖しやすくなり、長期保存には適していないので注意が必要です。

2. ポータブル電源の準備

屋根にソーラーパネルを10枚設置
屋根にソーラーパネルを10枚設置

停電は災害時によく起こる事態です。照明やスマートフォンの充電、小型家電の使用には電源が必要です。ポータブル電源は、これらの問題を解決するために非常に有効です。充電式の大容量バッテリーを車内に備え、太陽光パネルで充電可能なモデルを選ぶと、さらに便利です。
経験上、使用時の排熱ファンの音が気になるものは寝ている間や生活中に気になることが多いのでできるだけ静かなものをお勧めします。

※近年、回線のショートなどが原因で異常発熱が起こり発火する事故も起こっているので購入の際はその辺も注意して調べてみてください。

3. カセットガス&コンロの用意

コンロとガスがあれば料理も可能
コンロとガスがあれば料理も可能

カセットガスは、災害時における調理や暖房の手段として重宝します。ポータブルなカセットコンロは使い勝手が良く、安全に取り扱うことができます。食料を温めたり、温かい飲み物を提供したりする際に役立ち、災害時のストレスを軽減する一助となります。
※使用する場合は火事や換気の問題もあるので、初心者の方や十分なスペースが確保できない方は車外での使用をおすすめします。

●番外編として

  • 毛布やブランケット
  • 割れないコップ
  • タオル
  • 保存できる食料
  • 簡易トイレ
  • マッチ・ライター等
  • ナイフ類
  • LEDライト

この辺りは非常用の防災リュック等に入っている場合も多いかと思います。ちょっとしたキャンプに行くような持ち物であったり、サバイバル生活を考えた時にあると便利なものは常備しておくといざという時に便利です。
緊急時だけでなく、日常でも家族で車内で寝てみたりするといざという時のシミュレーションになりますね!

いかがでしたか?

これらの準備は、車中泊を快適にするだけでなく、非常時における生存率を高めるためにも非常に重要です。今すぐにでも始められるこれらの準備をして、どんな状況にも対応できる準備を整えましょう。あなたとあなたの愛する人の安全を守るために、ぜひこれらの準備を実行してください。

旅するワンルーム『キャリー』に住むバンライファー

全国を巡るためオンボロのアメ車スクールバスを2人でキャンピングカーにDIYして2022年6月から日本周遊中のコージとさあや。旅するワンルーム『キャリー』でのバンライフやライフハック、素敵なスポットをブログにしています。あなたもぜひ『キャリー』に乗車して私たちと一緒に旅を楽しみましょう!

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