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釜山ロッテ、助っ人の5打点で連敗を6で止める/キム・ヒョンス通算2000安打達成<韓国KBOリーグ>

室井昌也韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表
決勝10号3ランを放ったDJ・ピータース(写真:ロッテジャイアンツ)

31日のKBOリーグは全5試合が18時30分開始のナイトゲームで行われた。

ロッテジャイアンツ-LGツインズ(プサン)は7-5でロッテが勝利。連敗を6で止めた。ロッテは0-2の3回裏、4番DJ・ピータースの左中間への10号3ランで逆転に成功し、ピータースは4回にも2点タイムリー二塁打を放ち、5打点を記録した。

またこの試合でLGの3番キム・ヒョンス(34)が、7回表にこの日3本目のヒットとなる2点タイムリー二塁打を放ち、リーグ史上16人目の通算2000安打を達成した。

キム・ヒョンスは2006年、トゥサンベアーズに申告選手(現在の育成選手)として入団。翌07年から1軍に定着し、08年にリーグトップの168安打、打率3割5分7厘で首位打者を獲得した。

国際大会でも韓国代表の中心的役割を果たしてきたキム・ヒョンスは、16、17年にはメジャーリーグでプレー。KBOリーグ復帰1年目の18年にLG入りすると、2度目の首位打者になるなど活躍を続けている。昨夏の東京オリンピックではチームのキャプテンを務めた。

リーグを代表するアベレージヒッターとして通算打率は3割1分8厘。また長打力も備え222本塁打を記録している。

◇5月31日(火)の結果

・トゥサン 10 - 13 KIA(チャムシル)

 勝:ヤン ヒョンジョン

 敗:チェ スンヨン

・キウム 3 - 2 サムスン(コチョク)

 勝:アン ウジン

 敗:ウォン テイン

・SSG 1 - 2 KT(インチョン)

 勝:コ ヨンピョ

 敗:フォント

・ハンファ 5 - 10 NC(テジョン)

 勝:ルチンスキー

 敗:ナム ジミン

・ロッテ 7 - 5 LG(プサン)

 勝:イ インボク

 敗:イム ジュンヒョン

⇒ KBOリーグ公式戦日程と結果(ストライク・ゾーン)

⇒ KBOリーグ順位表(ストライク・ゾーン)

◆「LG、ハンファが外国人選手を放出」

LGツインズは30日、リオ・ルイーズ内野手の放出を発表。また31日、ハンファイーグルスも2年目のライアン・カーペンター投手の退団を発表した。どちらも韓国野球委員会(KBO)にウエーバー公示申請の手続きを行った。

ルイーズは27試合に出場、打率1割5分5厘、1本塁打、6打点。カーペンターは昨季、年間通して先発を務めるも、今季は4試合に登板後、左ひじ痛からの回復の見通しが立たず放出となった。

<きょうのアン・グォンス(安田権守、トゥサンベアーズ)>

KIAタイガース戦に9番ライトで先発出場。1打席目空振り三振、2打席目ショートゴロ、7回裏の3打席目にセンター前ヒットを放ち、次々打者の時にスタートを切るも、牽制球で挟まれタッチアウトとなった。4打席目は鋭い打球のファーストライナーだった。

⇒ エリートだった「早稲田の腕立て王子」が遠回りして韓国でつかんだプロ野球選手の座

※本記事は韓国KBOリーグ各球団から写真使用の許可を得て掲載しています。

韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表

2002年から韓国プロ野球の取材を行う「韓国プロ野球の伝え手」。編著書『韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑』(韓国野球委員会、韓国プロ野球選手協会承認)を04年から毎年発行し、取材成果や韓国球界とのつながりは日本の各球団や放送局でも反映されている。その活動範囲は番組出演、コーディネートと多岐に渡る。スポニチアネックスで連載、韓国では06年からスポーツ朝鮮で韓国語コラムを連載。ラジオ「室井昌也 ボクとあなたの好奇心」(FMコザ)出演中。新刊「沖縄のスーパー お買い物ガイドブック」。72年東京生まれ、日本大学芸術学部演劇学科中退。ストライク・ゾーン代表。KBOリーグ取材記者(スポーツ朝鮮所属)。

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